かさこじぞう (世界名作ファンタジー46)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 96
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591057728

作品紹介・あらすじ

このお話に出てくるおじいさんは、実にやさしい心を持っています。貧しくて、食べるものにも不自由しているのに、大事なかさをお地蔵さまにみんなあげてしまうのですから。そのことを聞いて怒りもせず、「それはよいことをしました」というおばあさんのやさしさもまた、とてつもないものです。このように「かさじぞう」は善意に満ちたお話です。その善意とは、この話を語り継いできた庶民のやさしさに由来するものにちがいありません。

感想・レビュー・書評

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  • 平和な昔話。

  • 3:4

  • ま ①20220901

  • おじいさん優しい

  • 優しさがいかに重要であるかを学べる一冊。自分の小さな行いが実は他人にとても感謝してもらえているということもある。

  • 大晦日の晩、お餅をつく米も残っていないが、少しの米をねずみたちがほしがったので、ねずみにやり、餅つきを楽しんでいる様子を眺めるおじいさんとおばあさん。
    やっぱり正月の祝いはいいものだということで笠を売りに行くが売れない。
    帰り道行きにも見た地蔵たちが雪を被っていたので売れ残りの笠と足りない1体分は自分のてぬぐいを掛けて帰ってくる。
    おばあさんに訳を話すとそれはいいことをしたと言ってくれる。
    その夜、寝ているおじいさんとおばあさんの耳に何かがやってくる音が聞こえる。
    不思議に思って外に出てみると野菜や米がたくさん置いてあり、帰っていく地蔵たちの姿は見える。
    おじいさんとおばあさんは動物たちも招いて正月を祝うのだった。

    ねずみにお米を分け与える部分が追加されていて、おじいさんたちの優しさが増している。
    最後の部分で2人だけでなく、周りに住んでいる動物たちと一緒に新年を祝っているのが珍しい。

  • 心優しきおじいさんの物語。こういうほのぼのした優しさを感じることができる物語は好きです。

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