ズッコケ三人組のバック・トゥ・ザ・フューチャー (新・こども文学館 50)
- ポプラ社 (1999年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591062425
感想・レビュー・書評
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自分が小学生の時に読み漁ったシリーズを、久々に読んでみた。
こんなに読みごたえのある文章だったとは!24年前の作品で、ちょっと古い表記が懐かしくもあり、でも色褪せてないところが嬉しい。
子どもたちの考え方を、小学生だからといって子どもっぽい表現にしていないところがいいし、でも子どもらしいユーモアも兼ね備えてる。
最近の児童書、しかも高学年向きは社会問題を取り扱ったものも多い気がする(ヤングケアラー、LGBTQ、発達障がいなど)。この本にも親問題は書かれているけど、3人組の朗らかな感じが、子どもっていろいろ考えてるけど単純に可愛いところもあるよね、と思わせてくれて、読んでて楽しかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
子どものやることだから仕方ないけど、結構な重大問題をあっさりと、それでよかったことにしているのが……いいの? とは思う。
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「どんなつらい過去でも振り返る勇気がないといけないんだよ。そうしないと未来はやってこないんだ。」「過去を振り返ることも大切だけど、今やるべきことをしないと…」今回の「ズッコケ」は 私自身についても 考えさせられました。
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三人組が小学校入学当時を振り返る話、それとともに当時三人に起こっていたふしぎな出来事を解明する話でもある。
互いの疑問が一本の糸につながっていくさまが面白い