ユ-レイと結婚したってナイショだよ (ふーことユーレイシリーズ 1)

著者 : 名木田恵子

• ポプラ社 (2001年4月1日発売)

感想・レビュー・書評

[なおこさんの感想 · 2022年9月4日]

小学校高学年の時に、めちゃくちゃ大好きだったシリーズ。
あのキャンディキャンディの原作者の作だというのは
あまり知られていないように思う。
国語の教科書に載ってた「赤い実はじけた」の作者だというとまだイメージつくかな。

めちゃくちゃに唱えた言葉が
まさかのユーレイと結婚する呪文で、
ユーレイに付きまとわれてしまう！
なかなかにカッコイイ１学年上の男の子なんだけど、
その結婚を解消するには
「僕のことを心から好きになってくれたら」
という条件。
なんだそりゃ？！と思いつつも、
しだいに打ち解けあい、
本気で好きになってしまったら、
はい解消！という、なんとも切ないお話。
でも例の条件というのには理由があって、
これもまた納得しちゃうような切ない理由で。

本気で好きになっちゃったもんだから
主人公のふーこは
なんとかまたそのユーレイ（かずおくん）に
会いたくって、
めちゃくちゃな呪文をなんとか言ってみようと
記憶を頼りにデタラメな呪文を唱えると
他のユーレイを呼び寄せてしまう、
というのが次巻からのシリーズ。

ほんと、めちゃくちゃハマりました。
フツーの子ながらに
純粋でひたむきな主人公ふーこと、
ちょっとイジワルだけれど優しいかずおくんの
切なく甘いラブストーリー

なーんて、
いまの子だって絶対ハマると思うんだけどなー！

25年近く前のことなのに
こんなに覚えているくらい、
大好きだったんです。

[はにはさんの感想 · 2012年1月12日]

人生で一番最初に読んだ小説。

[nogiyunaさんの感想 · 2011年4月13日]

(2011-04-13)

著者プロフィール

東京都生まれ。児童文学作品を中心に幅広く活躍。作品に『赤い実はじけた』（PHP研究所）「ふーことユーレイ」シリーズ『風夢緋伝』（共にポプラ社）『レネット　金色の林檎』（金の星社）『小説キャンディ・キャンディFINAL STORY』（祥伝社）『ラ・プッツン・エル ６階の引きこもり姫』（講談社）など。

「2018年 『窓をあけて、私の詩をきいて』 で使われていた紹介文から引用しています。」