せかいいちうつくしい村へかえる (えほんはともだち 55)

著者 :
  • ポプラ社
3.95
  • (10)
  • (16)
  • (10)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 146
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (41ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591078051

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 薦めたい絵本。
    柔らかな文章で現実の残酷さをより知らされるが、絶望しない登場人物の強さに未来を感じた。

  • サーカスに入り各地を回って人々に楽しみを与えてきたミラドーが一人で村に帰る決意をする。村までの遠い遠い道のりを歩いて帰るミラドー。ようやく村に着いたがそこは戦争のせいで既に人がいなくなってしまっていた。それでも街にいけば誰かいるはずと健気に歩き続けるミラドー。そしてようやく親友のヤモと再開。願いはささやか。家族や友達と幸せな日常を送りたいだけ。それすらも奪う戦争って何なんだ。それを奪ってまで何を求めているのか。

  • 戦争の被害、犠牲者は一般の人々なのよねー

  • 「せかいいちうつくしいぼくの村」の続編。
    「ぼくの村にサーカスがきた」もあり。
    ヤモの友達のミラドーは、サーカスで笛を吹いて旅しています。ミラドーはお父さんの残していった大切な笛で素晴らしい演奏をし、人気者になりますが、笛にひびが入ってきてしまいました。
    そして、ミラドーは、ヤモと一緒にいた故郷に帰る決心をします。けれども、そう簡単には帰れません。怖く、寒く、ひもじい思いもして、やっと親切な家族に出会いました。その人達も自分達の村に帰り、一から始めるのだと言います。
    懐かしい村に帰ると何もかもが変わってしまっていました。村は破壊され、誰もいません。けれども、生きているすももの木を見つけました。もう、春がやって来ていたのです。
    著者がアフガニスタンで見た村をモデルにした創作絵本ですが、戦争の最中にあっても黙々と毎日を強く生きていく人々と、いつかうつくしい村に戻るという願いが込められています。

  • サーカスの人気者ミラドー少年は、どこにいても自分の村を忘れられない。友達のヤモに会うために、一人村へと帰る決心をする。ミラドーがそこで見たものは…?戦争が残した爪痕。果たしてヤモに会えるのか?

  • 『せかいいち うつくしい ぼくの村』と
    セットで読んでほしい。

    悲しい話が苦手な人へ。

  • せかいいちうつくしい村3部作の

    みっつめ。救われてよかった・・・よかった。

  • 戦争で破壊されてしまった村が一日でも早く元の平和で美しい村に戻って欲しい、そう心から思いました。

  • せかいいちうつくしいぼくの村シリーズ3作目

  • 長い旅の向うに見えてくる村・・・・何年かかろうと・・・どんなに変わると・・・そこで生きたい。だって、「せかいいちうつくしいぼくの村」なんだから!
    「パグマンの村」3部作の最後の絵本です。

全15件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1946年、東京生まれ。立教大学社会学部卒業後、イギリス留学中に画家を目指す。1970年代初めから80年代初めにかけて中東やアジア諸国をたびたび訪れ、その折の体験が作品制作の大きなテーマとなっている。 主な作品に、『せかいいちうつくしいぼくの村』、『ぼくの村にサーカスがきた』、『えほん北緯36度線』、『えほん 東京』などがある。

「2021年 『海峡のまちのハリル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小林豊の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
酒井駒子
マージェリィ・W...
A.トルストイ
エリック・カール
長谷川義史
マーガレット・ワ...
トミー=アンゲラ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×