妖怪博士 (少年探偵・江戸川乱歩 文庫版 第 3巻)

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591084144

感想・レビュー・書評

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  • ■書名

    書名:妖怪博士 (少年探偵)
    著者:江戸川 乱歩

    ■概要

    あやしい老人の後をつけて奇妙な洋館にたどりついた、少年探偵団
    員のひとり相川泰二君。そこで見たのは、ぐるぐる巻きにしばられ
    た美しい少女の姿。少女を助けようと洋館にのりこんだ泰二君に、
    妖怪博士の魔の手がせまる。さらに、事件を追跡する三人の団員た
    ちに、世にもおそろしいことが待ちうける…。
    (From amaozn)

    ■感想

    『少年倶楽部』昭和13年1月~12月に創られた作品です。
    大人になって読んでしまったので、「あ~こうだろうな~」と思う
    通りに全てが進んでいきました。
    あまりに全てが想定通りに進んだので、びっくりしたぐらいです。

    ただし、大人になって読んだからこう思うのであって、これを子供
    の頃に読んだら、ワクワクして読んでいたと思います。

    こういう王道の冒険推理小説は、子供なら楽しめると思いますね。

    何を読んでいいか分からない小学生に読ませてみたらいかがでしょう?

    日本語も昔の美しい日本語が使われていますので、こういう本を読
    むのは絶対損にならないと思います。

  • ビブリア古書堂で江戸川乱歩の話をやっていましたね。
    つい借りている本の出版元を確認してしまいました(笑)
    ポプラ社ですね。

    窓から部屋の中をのぞいたら、美少女が縛られており、助けようとよくよく見れば精巧にできた人形だった・・・こわい!!!!
    変装の名人で、頭もいい・・と思いきや催眠術も使える無敵の二十面相なのであります。
    しかし、やられてばかりの明智探偵と探偵少年団に復讐しようとあれこれ画策する二十面相、かわいいですね(笑)
    洞窟の中で捕まってしまいましたが、さて次回はどうなることやら。

    【自分用メモ】
    蛭田博士(二十面相)が少年団に復讐する。
    催眠術をかけられた少年団の一人がお父さんの大切な会社の書類を盗んでしまう。
    探偵があらわれ、明智探偵に勝負を挑む、がそれは二十面相だった。
    事件が解決した後、探偵団は洞くつ探検にでかけるが、そこで二十面相に罠にはめられる。
    大きなコウモリ・・。
    明智探偵の活躍により、二十面相は捕まってしまう。

  • この新しい方ではないですが、小学校の頃、初めて出会った江戸川乱歩の本がこれでした。

著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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