ハーフ (teens’ best selections)

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著者 : 草野たき
  • ポプラ社 (2006年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591092521

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ハーフ (teens’ best selections)の感想・レビュー・書評

  • 読みやすいけど、深い内容。子どもたちに薦めたい。ブックトークしました。/辻塚

  • 自分の母親は犬のヨウコだと教えられてきた主人公の真司、小学6年生。真司の子供なりの葛藤や成長が微笑ましい。

  • 僕は、父とお母さんのヨウコと三人で暮らしている。でも、ヨウコは犬なのだ。お父さんはヨウコを奥さんだと本気で思っていて。そんな父の心の弱さを受け入れているようで、どこかいつも我慢していた僕。そんなときヨウコがいなくなってしまって、僕の家族は壊れてしまいかかるのですが。 なんやかんやで優しすぎる僕とお父さんの物語。もう我慢しないと決めた僕の、大人への第一歩の物語。

  • 小6の真治はお父さんとお母さんと3人暮らし。
    ハーフというのは、お母さんヨウコがイヌだから。茶色い毛並みの綺麗な。
    真治はお母さんには似ていない。普通の人間の子供。
    真治はヨウコは自分の本当のお母さんではないと今では思っているのだが、お父さんはかたくなにヨウコは自分の妻であると主張する。
    そんなある日、突然ヨウコが家からいなくなって……

    家族とは?、家族の愛とは?、家族の信頼とは?、というのを考えるのが正しい読み方なんだろうけど、ただただこのお父さんが気持ち悪かった。

    ということで★1つ。

    中高生なら楽しめるかも?

  • 主人公真治は小学校6年生。
    父一人、子一人、母一匹で暮らしている。
    母の名前はヨウコ。茶色い毛並みのきれいな、犬。

    容子は母だが家のことはできないので、父が全部完璧にやっている。
    真治はヨウコが本当の母ではないことを知ってはいるが、父が容子を自分の妻だと思っているのなら、それでいいかと思ったり、でも人前でそれを披露するのはやめてほしいと思っていたり。

    3人の仲が完璧だったころ。
    父は母を愛し、母は父を愛し、そんな両親を見て真治は幸せだったころ。

    それでも不安の種はあったのだ。
    父は母を愛しすぎてはいないか。
    もう少し自分に愛情を注いでくれてもいいのでは。

    真治が少し大きくなり、ヨウコが本当の母ではないと気づいたころ。
    父さんにつきあえるほど、こどもでもなければ、おとなでもないころ。
    家族のバランスが崩れたとき。

    ヨウコを母だという父さんは少しおかしいのではないかと思い、そんな父さんに気を使っている自分は不憫だと思い、本当の母親の行方を知りたいと思う真治の、心のタガが外れる。
    我慢してたんだ。
    ずっと我慢してたんだ。

    犬より僕を大事にしてよ。
    本当のお母さん、帰ってきてよ。

    “ぼくはかわいそうじゃない、
     ぼくはかわいそうじゃない、
     ぼくはかわいそうじゃない。―そう何度もつぶやいてみる。”

    我慢してたんだ。
    だって父さんのこと大好きだから。
    子どもは大好きな親のためなら、自分の心を殺しても我慢が出来てしまうから。

    真治のことを好きだという、男勝りのクラスメート三浦の存在。
    ついに明かされてしまった本当の母親の辛い真実。

    ぼろぼろになりながらも、自分の足で立って新しい一歩を踏み出そうとする真治。
    そして、父さんも。

    もう無邪気な子どものふりをしなくていい。
    本来の自分で父さんやおばさんと向き合う真治は、もういじけてなんかいない。

    重たい内容なのに読後感が爽やか。
    簡潔な文章なのに複雑な心。
    とっても良質な児童文学。

  • 読みやすい児童書なのに深い

  • 中学生である主人公の自意識、お父さんの危うさ、伯母さんのおせっかい、そんなもの全く意に介してなさそうなヨウコ。それらが絶妙なバランスで丁寧に描かれていて、ぐっと引き込まれます。
    「母ヨウコは犬である」という突飛な設定にも拘らず、知らず知らずのうちに感情移入してしまいました。

    児童文学に分類してしまうのは勿体無い。

  • 教えられたことと 現実。お父さんへの
    気持ち。 とても面白かったです

  • おととい読み始めておととい読了。草野さんの男の子主人公のものを、と思って借りたもの。
    するする読めて、しっくりと胸になじむ。視野を無理に広げずに、がちゃがちゃさせずに描かれていて、だから、語り口は穏やかなのにひりひりするくらい身に迫る。草野さんってもう少し上の年齢を主人公に書くひとだと思っていたのだけど、こういうかたちのものも書けるのだなぁ、と感心してしまった。
    気持ちの整理をつけて、ひと息つきたいときに読むのにむいているかも。

  • 重い┗(-_-;)┛

    主人公が気の毒すぎる内容でした。

  • 12歳年下の男の子に薦められて読んだ本。
    紹介された当時(去年の夏~秋)は、本屋で探しても見つけることができなかった。本日、図書館で発見。

    内容は少し繊細だが、児童書らしく軽い文体で読みやすい。主題は「家族のあり方」といったところだろうか。
    現代の家族は多様化しているけれど、それを子どもでも受け止めやすく、主人公である真治の視点から語っている。

    なんというか、家庭の抱える問題や障害者などの社会的弱者について、現代の子どもたちは案外自然と受け入れて、順応している。寧ろ大人たちのほうが、とまどって問題を大きくし、まるで腫れ物を触るように扱っている。
    この本を読むと、「大人の方が弱いな。子どもって強い。」と改めて感じさせられた。


    子どもってきっと、強いから自分と向き合いながら成長していくんでしょうね。

  • 人間のお父さんと犬のお母さんと一緒に暮らす男の子が主人公の物語。

    お母さんが人間か犬かなんてどっちでもいい。たいした問題じゃない。
    大切なのはお互いを愛していること、大切に想い合っていること。
    素直に「いいなぁ」って思えた。

  •  いや、久々にきましたね。面白かった!文章自体が少なかった印象もあるけれど、一気に読めた。思わずこの本なら買ってもいいな、と。そう思う本に出会えたのも久しぶり。
     うーむ。草野さんは注目株なり。とにかく草野さんの物語は筋が一本ピンと通っている。それはかっちりきっちりしていて物語が進んでも軸がブレない。でもそれだけじゃなくて、そこに一つ強烈なスパイスがある。例えば森絵都さんは、軸がありつつ、もちろんブレないのだが、そこからいくつも枝分かれしてそれぞれに甘み、辛味、苦味などの味付けがしっかりしている。それに対して草野さんは、強烈な一味がガコンと効いている。今回も犬が母だと言い聞かせられ、育ってきた小学生の真治視点で描かれていて、面白かった。犬が母じゃないと分かりつつも、そういい続ける父に付き合い、付き合う自分を可哀想だと自己憐憫しながらも、不満も不安も感じて葛藤するという感じ。そんな物語には今まで出あったことがなかったので、新しい切り口が新鮮だった。

  • 小学生から読める小説。
    高校生が読んでも考えさせられるというかおもしろいというか・・


  • リアルでした、何だか
    ちょっと泣きました。

  • 何が"ハーフ"なのかなーと思ったら!
    まさか犬と人間のハーフとは・・!

    6年生ってことは12歳だから、ああーたしかに犬って長生きしても10年ちょっととかっていうもんね
    お父さんも、色々がまんしてる男の子も気の毒っちゃ気の毒だけど、そんな気配を感じさせず、ハートフルなお話でした。
    しかし、悪意ある人間っていうのは子供でもいるんだなあ
    人が傷つくのを見て喜ぶ人間っていうのは嫌だなあ


  • ■犬を飼い始めた頃に買った本。
    この頃は犬に関係する小説やら映画やらを漁ってばっかだった。


    ■犬との絆って、
    飼い主と飼い犬とかよりもっとなんかデカいよなー。

  • その二。
    ぼく、父さん。そしてヨウコ。
    ヨウコは犬だけど、僕の母さんだ(と、父さんが言い張っている)。
    本当の母さんのことは知らない。
    それでもなんとな、ぼくたちは上手くやっていたんだけど……。

    こどもだと、侮るなかれ。

  • 全体的にかわいい。
    よんでてほこほこしました。

  • 読み終わった。
    確かに変な親かもしれないけど...
    幸せに暮らしてるからいいんじゃない?と最初思った。
    でも、やっぱり、親がいなくなったのは事実だし..

  • 僕のかあさんは、犬のヨウコ。父さんはヨウコと話が出来るし、よその人にも「ぼくの奥さんです」って言う。こんなの絶対ヘンだ。僕の本当の母さんは?
    揺れ動く小学生の心が伝わってくる物語です。

  • かわいい感じの話でした。ヨウコが可愛かったし、なにより絵がファンシーでした。字も少なめで読みやすく、内容もなかなか。現実らしくて現実らしくないような感じが良かったです。やっぱり草野たきさんの本はおもしろいね!

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