- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591096406
感想・レビュー・書評
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百万£紙幣:金持の賭。一文無青年は,超高額紙幣をどう使うか。信用で利益を得るのが冴えてる。
千ドル:遺産相続。不利な嘘より真実を話し遺産を譲る方が良い。
逃げるばかりが:スレッサ
クリスティ×2編詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
児童書コーナーにあった赤木かん子さんによるミステリーアンソロジー。何巻か続くらしい。単に好みの問題とは思うが、満足度はまあまあ。以下雑感というかメモというか。
・ミス・マープルってこんなおしゃべりで可愛いおばあちゃんだったのか。知らなかった。(アガサ・クリスティ『風変わりないたずら』)
・『怪傑ゾロ』の作者、ジョンストン・マッカレーの作品があった(『サムの放送』)。怪傑ゾロ!昔、母の古い本で読んだなあ。内容はまったく覚えていないけど楽しく読んだような記憶がある。また読んでみようかなあ。 -
今の日本なら国内のミステリーの入り口って、たくさんある。
でも海外ミステリーって意外と入口が少ないような気がする。「コナン」くらいじゃない?
大人にとっても「ファン」とか「マニア」じゃないと、読むべきリストが多すぎてどれから読んだらいいかわかんない~~>>それはワタシ!
アンソロジーは、そんな人間に最適の入り口だなあ!と思うのだ。
名前だけは知ってる作家とか、探偵とか、気軽に触れられるもの。
そんなこんなで、息子に勧めるつもりが、自分の方が面白がって読んじゃいました。
ミステリーというか、ストーリーテラーの妙編を楽しめる一冊。
「百万ポンド紙幣」なんて、大好きな話だなあ!
1 百万ポンド紙幣 (マーク・トウェン)
2 千ドル (O・ヘンリ)
3 逃げるばかりが能じゃない (ヘンリイ・スレッサー)
4 サムの放送 (ジョンストン・マッカレー)
5 風変わりないたずら (アガサ・クリスティ)
6 二十四羽の黒ツグミ (アガサ・クリスティ)
7 怪人フーディーニの逃亡芸術 (寺山修司) -
<Mystery Selection 1: Mystery is a Friend in Need>
装画/角田純男
装幀/植田麻奈美(井上則人デザイン事務所) -
十冊あるうち、七冊ほど読みました。一冊の中に何話かあり、短めの話なので読みやすいし、いろいろなミステリーを、自分でも考えることができて面白いです。
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子供にも楽しめるミステリー集。
この最初の巻は、「古き良き時代」の話。
「トム・ソーヤ」や「ハックルベリー・フィン」で有名な、マークト・ウェイン。
「最後の一葉」を小さいころに子供向け文庫で読んだ、O・ヘンリ。
マープルとポワロの、誰もが知ってる、アガサ・クリスティー。
舞台「身毒丸」は観たことのある、寺山修司。
ジョンストン・マッカレー・・・彼は知らない、と思ったら、「怪傑ゾロ」の作者だった。
そして、どの話も読んだことはない、と思っていたのに、「百万ポンド紙幣」と「二十四羽の黒ツグミ」はストーリーを知っていた。
どこかで紹介のあらすじかなんかを読んだのかな~。
「怪人フーディーニ~」は子供が読んで面白いのかな?
大道芸の話は、好きかもしれないけど。。。
「百万ポンド紙幣」マーク・トウェイン
「千ドル」O・ヘンリ
「サムの放送」ジョンストン・マッカレー
「風変わりないたずら」アガサ・クリスティー
「二十四羽の黒ツグミ」アガサ・クリスティー
→『・・・近頃の若いものときては、どいつもこいつも-肚(はら)もなければ-スタミナもない~・・・」』
1950年頃に書かれたものなのに、今の草食系男子を彷彿とさせる記述。
びっくり~。
「怪人フーディーニの逃亡芸術」