- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591103173
作品紹介・あらすじ
えっ!そうだったの?誰も知らない食品の裏側。「中国産は危ない」は本当か?「国産なら安心」のギモン、食品偽装のカラクリ、無添加・無農薬の落とし穴…食品流通のすみずみまで知り尽くした専門家が、現場情報と豊富なデータを駆使し、ニッポンの「食」の実態を解き明かす。
感想・レビュー・書評
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・「危険」は鵜呑みにしない
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図書館で借りた本。
中国産の方が、国産よりも安全だから、自社のウナギを買えという主張??
確かに、検疫などで引っかかる数のデータなどは予想と違ったけれど。
国産・無農薬・自然のものの方が毒性が強いものもあるというのもわかったけれど。
養殖の方が栄養管理できているから、安全性が高いというのもわかったけれど。
「すぐに死に至るものではない」「死ぬには○○kgも食べなければならない」「水だって摂取しすぎると死ぬ」
全て「死」の目線なのね。
「食べて死んだ人の数」を持って説得しようとしている。
死ぬかどうかだけで見て、安全とか安全じゃないとかって述べるのは間違っている。
それが健康にどのように影響があるのか、どんな風に蓄積されていくのかわからないのに、安全だと言い切ってしまうのがうさんくさい。
ということで、食について本で述べる人は、みんなうさんくさいという結論。 -
まず、今日本に出回っている食品は安全ということを改めて前提に置いた上で、あまり知られていない食品が出回るまでの過程やそれに対する世間のイメージとのギャップや誤解を示し、その偏った意識に警鐘を鳴らす。
そもそも供給されている食品が厳しい検査をくぐり抜けてきているという事実が強く刻まれた。
また、違反物質の量の正しい認識や国産、外国産に対する考え、食品の危険を報道するメディアの位置付けなどについて、イメージではなく科学的、客観的な事実からイメージや誤解を払拭させられる。
食の安全、またそれだけでなく普段のあらゆる物事についての向き合い方を考えさせられる本。 -
まったくの正論。序盤に食の安全ってことで食中毒がどれくらいかみたいな話を持ってきたときは「筋が悪いなあ」と思ったけど、中盤以降はきっちりと正論ぞろい。
しかしまあこんな本を読むと、筋金入りのフードファディストである義母に対する負の感情がまたぞろ湧いてくる。 -
これいつ読んだんだっけな。
「●●は危ない!」て本も多々ありますが、ここ書いてあるように、ちゃんと言われればそらそうだ。と。
でも理屈ではわかっていても、国産が、、とか養殖か、、、とか考えてしまう消費者の頭はやっかいですね。
小売やメーカー、供給側も苦労するわけですね。