つきのよるのおやくそく (ポプラせかいの絵本 25)

  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591111246

感想・レビュー・書評

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  • <MOON RABBIT>

  • 街の暮らしが大好きなしろうさぎ。
    月夜に出会う茶色いうさぎ。

    お友達になったけれど、
    街が恋しくなるしろうさぎ。

    で、離れ離れになるのねっていう話じゃなくて、
    そう、また会える。

    街が好きでも田舎が好きでも、
    その人のことが大好きってありだもの。

    そんな素敵なお話。

    いろんなことを越えて繋がれるんだよって言ってるみたい。

    独特の色使いに和の模様があったりして、
    なんとも不思議な雰囲気の作品。

    いろんな選択肢があるのだと絵と物語で教えてくれる、
    素敵な作品でした。

  • 街の生活が好きなうさぎがいた。
    けれど、友達はいなかったので友達がほしい。
    月にうさぎが住んでいないかなと見上げる日々だった。
    あるとき、街の騒がしさから逃れて公園で休んでいる間に眠ってしまい、気が付くと夜になっていた。
    どこからか歌声が聞こえて、ちゃいろいうさぎが歌を歌っているのを見る。
    ちいさなうさぎは隠れているのも我慢出来なくなり、飛び出して一緒に踊る。
    それからというもの、ちいさなうさぎはちゃいろいうさぎと遊ぶ毎日だった。
    だけれど、都会の暮らしが懐かしくなり、とうとう街に帰ることにした。
    ちゃいろいうさぎは引きとめることはしなかった。
    ちいさなうさぎはもう友達がほしくて月を見上げることはなくなった。
    満月の夜にはともだちが会いにやってきてくれるのだから。

    最初、昼が突然夜になって月のうさぎが遊びに来たのかと思ったら違ったみたい。
    普通に寝てて夜になって街かどこかに住むちゃいろいうさぎと出会うだけだった。
    このシリーズの2冊目を前に読んだことがあるので、話が繋がってよかった。

    あとがきにもあったけれど、日本の柄を参考にして模様を描いているとか。
    パッチワークのような月の柄とか。

  • 不思議でとてもかわいらしい心温まるお話です。

  • 4歳8ヶ月姉姫向けに借りた絵本だが、2歳4ヶ月ちび姫がいたくお気に入りで、「うしゃぎさんいるねぇ」「おつきさまいるねぇ」とせがむので、結局メインで読み聞かせていたのはちび姫の方。
    なかなかに叙情的なお話なんですが、相手が天真爛漫ちび姫だからなあ、どのくらいこの「もののあはれ」的な感じが伝わったのか謎。
    コラージュ的な絵の技法が、個人的にステキだな、と思いました。

  • 大人のための素敵な絵本。公園になじめなかったうさぎの切ない話なのかと思いきや、ハッピーエンド。
    色使いが独特。モチーフ等が和風チックで、とても不思議な雰囲気。表紙の月にひとめ惚れしました。

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著者プロフィール

絵本や文章を書いている。いつもやさしく抱き寄せ、泣きたいときはその肩の上で泣かせてくれる、どんなときも支えてくれる母親のもと育った。

「2022年 『おかあさんのおかげだよ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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