子どもの伝記14 アンネ・フランク (ポプラポケット文庫 72-14 子どもの伝記 14)

著者 : 加藤純子

• ポプラ社 (2015年1月2日発売)

感想・レビュー・書評

[ぽぽさんの感想 · 2020年3月26日]

出かける時に持ち歩く、未読の薄めの本が家にあまりなくて、小さい頃に読んだこの本を久々に見つけて、読み返した。
ユダヤ人として生まれた、ただそれだけで、何年間も差別され 多くの人の命が奪われた あまりに残酷な歴史を 私達は決して忘れてはいけないと思った。アンネは小さいながらに、”常に死を意識する生活”を 送っており、私は幸せなことに 体験したことがないが、その生活が如何に残酷で、苦しいか、そして如何に私が、この今の時代に生きる人々が 幸せなのか よく分かった。時代が進展するにつれ、人は物事の有り難みが薄れ、貪欲になるが、日常の些細なことは 生きるか死ぬかに迫られた毎日を過ごした人々のことを考えると、贅沢すぎる悩みだと思った。当たり前に衣食住ができること、遊べること、勉強できる環境があること、将来の夢を描けること、足るを知り、全てのことに感謝し 生きなければいけないと思った。絶望の中で、いつも明るく 希望を捨てないアンネの強さ、生き様にすごく感銘を受けた！

[二次元研究所さんの感想 · 2020年3月23日]

978-4-591-11234-2 168p 2009.11.？ 1刷
○これを読んだら 他のアンネの日記を読むことを推奨
子供向けなのとページ数からだいぶ内容が削除されているので。

著者プロフィール

【刊行時】
大阪大学、関西大学、大阪市立大学非常勤講師

「2008年 『授業づくりハンドブック ロシア語』 で使われていた紹介文から引用しています。」