- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591112762
感想・レビュー・書評
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「夢の中であの子のプリント取ったのは、ほんとのこと?友だちのゆうれいが、ぼくを手招きするのはなんでだろう。学校では口きかないけど、ネコとだったらしゃべれるの。だれも信じないけれど、あいつはぜったい宇宙人。先生のうしろに、白い翼が見えるんだ…。ひみつのより道、まよい道。時間割のむこうがわには、いろんなふしぎがかくれてる。第2回ポプラズッコケ文学賞優秀賞受賞作。」
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みんなね、笑ってて平和そうに見えても心の中では悩んだり悪かったりそれなりに抱えている。6年生なんて特にそんな時期。小学生は無自覚にブラックだったりもする。でもそういうのもあっていい。まるごとそれはそれで受け止めたらひとつ抜けるかもしれないな、
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「わたしの中の…」という話で、わたしが夢で見たことが、見た後に現実になっていたので、こわい話です。少しぞくぞくするけど、おもしろい本です。
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杉田さんの表紙からもっとファンシーな話かと思った。
高学年から読めるけど侮れない内容。
最初の話でドキドキした。
人の醜い心を幾つか切り取っておられる。
たとえば向こうに非があっても、相手を傷付けたり、不幸を願っていいのか、と。
最初の話は怖いが後半ほどマイルドに。
基本グッドエンドでも時々ぞっとするのは勘繰り過ぎたからか。
ぼやかして終わってもいいところうまく書き上げた。good!
わたしの中の……、たっちゃん、ネコの声、体育館の海、先生のつばさの5編。 -
同じ教室の子どもたちが、ひとりひとりその立場に立って語る形式。「12歳たちの伝説」に似ている。話も楽しかった。
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誰もが黒い重たい気持ちを抱えているものならば、どこかではきだしたり、おろしたりする作業が必要なのかも。
六年生のとあるクラスメートたち。
一人一人が不思議な秘密を持っているみたい。
桜が咲きほこり花びらを散らして季節を変えていくように、子どもたちが成長していきます。
(まっきー) -
人間のあり方を考えさせられる本だった。
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誰もがもっている、いろいろな悩み。それは子どもも同じで、子どもだからこそ誰にも相談できず、一人で抱え込んでいる・・・ちょっとしたきっかけで、子どもたちはその悩みを克服していきます。
短編集だけど、大きなひとつのストーリーになっていくお話。高学年の男の子にも女の子にもぜひ読んでもらいたい作品。 -
久々に個人的ヒット作品。
岡田淳さんみたいな読みやすさ親しみやすさがあります。
私がとくに好きなのは、4つめの「体育館の海」のお話。
ああああ!こういうの大好き★
猫とお話できる女の子の話もよかったね。