- Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591117507
作品紹介・あらすじ
著者の青春時代を描いた自伝的小説!深夜放送を聴きながら受験勉強に励んでいた高校生が、恋をし、別れを経て仕事で成功をつかむまで。成功の果てに渡ったニューヨークで気づいたものは、大事な何かを失っていたのかもしれないという思い。
感想・レビュー・書評
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私のミーハーな資質のルーツの一端はまさに『秋元康』その人へのジェラシーと憧れだと思う。この人が作った『おニャン子クラブ』と村上春樹とヘミングウェイの影響で東京の大学を目指したのかもしれない。(結果的にはこの人と同じ大学の同じ学部)
自分の努力や才能や選択で全く違う道を選んだものの、自分を動かす動力には共感する。雲の上の人に対しそんな批評は偉そうなんだけど。ある意味では今の自分を作ってくれた恩師なのかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自伝的小説ということらしい。秋元康について知っているのはメディアと通した姿とその実績と作品。小説としては、改行も多く、どこか普段の仕事の体裁を少し工夫した感じという感がした。あの人が自伝的に語るとこうなるのかっていうかな。さらっと書いてるけど、感じたことは抜け目のない人だなってことかな。悪い意味ではなくて、それをずっと続けている様子そのままその痕跡のような作品だと思った。
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テンポよく読める秋元康さんの自伝。
センスだけで作詞しているような雰囲気があるが、
かなりの努力家であることがうかがえる。
「さらば、アルファロメオ」
自身が成長した暁には、かけるかな。
今の何倍も努力しなくちゃな・・・・・・。 -
放送作家、そして作家として有名人となった著者の青春的な自伝。80年代に執筆したと思われる。
高校2年生のこと、大学時代に放送作家として過ごしたこと、など、その時のことをそのまま書いている。かなり「 」での発言が多いため、あっという間に読むことができた。
秋元康の基本は、放送作家であり、基本は自分がしたいことよりも、人を楽しませたいことがわかる本だった。生来は人に気を遣い、自分の主張ができない人間だと書いてあったが、何となくわかる。
P.158 著者の先輩の奥山さんの
「器用なやつより、不器用な方が、大物になるんだ。なぜだか、わかるか? 不器用な奴の方が、1つのことに誠実だからだ。」
人生、時折、稲妻をくらったかのようにショックを受けることがある。それをどう生かすかが、人の人生を変えることかなと勝手に感じた。
秋元康の思考方法に興味のがある人にはお勧めの一冊です。 -
実力と運、ストイックさとシビアな目線。すこし外すこと、自分を信じること。全部持ってる人は強い。
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◆あらすじ◆
著者の青春時代を描いた自伝的小説!
深夜放送を聴きながら受験勉強に励んでいた高校生が、恋をし、別れを経て仕事で成功をつかむまで。
成功の果てに渡ったニューヨークで気づいたものは、大事な何かを失っていたのかもしれないという思い。 -
ヒット仕掛け人の青春自伝。
懐かしきあの頃が・・・。