([い]1-8)愛について 人間に関する12章 (ポプラ文庫 い 1-8)

著者 :
  • ポプラ社
3.43
  • (0)
  • (3)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 29
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591117514

作品紹介・あらすじ

自分への愛、家族への愛、人間への愛、恋愛、性愛、同性への愛、仕事への愛……。
人はさまざまな「愛」を心に抱きながら生きている。

だが、愛のかたちやありかたは時代や社会、民族によって変わるもの。
これが正しい愛だという定義もなければ、許されない愛もない。

豊かで喜びにあふれる愛にめぐりあうにはどうすればいいのか。
自分だけの愛のかたちやありかたは、どうやって見出すものなのか。

人生に不可欠な12種類の愛について、著者ならではの視点で語った愛のガイドブック。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • やはりこの本を
    手に取ったのは愛に
    ついて色々なテーマ
    色々な角度から光を当てた
    五木さんの思想の素晴らしさ
    にあります。
    愛が分からなくなったら
    読む処方箋のような本です。
    人には百人百様の愛が
    あります。
    色眼鏡を外して自分と
    向き合った五木さんの
    分かりやすい言葉にとても
    共感出来ました。

  • 五木さんの文章には優しさと落ち着きがある。老成とは本来彼のためにある言葉だろうと思う。
    内容はさておいて、「許す」ことを全てのスタートにした理論は現実性はともかく、志向すべきものではないかと思う。

  • 「愛」とは何かと問われた時、自分の言葉でそれを語ることの出来る人はどれ程いるのだろうかと思う。

    誰かが教えてくれることでもなければ、答えがあるものでもないし。

    溢れる情報の中で、自分の「愛」について素直に向き合えるような空気を作ってくれるような本だったなぁ。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1932年、福岡県生まれ。作家。生後まもなく朝鮮半島に渡り幼少期を送る。戦後、北朝鮮平壌より引き揚げる。52年に上京し、早稲田大学文学部ロシア文学科入学。57年中退後、編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞、2010年『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞受賞。ほかの代表作に『風の王国』『大河の一滴』『蓮如』『百寺巡礼』『生きるヒント』『折れない言葉』などがある。2022年より日本藝術院会員。

「2023年 『新・地図のない旅 Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

五木寛之の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×