(028)岸 (百年文庫)

  • ポプラ社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591119105

感想・レビュー・書評

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  • 2013.5.31
    『島守』中勘助
    随筆。とても静か、心が澄む。
    日記風のものは、あまり好きでなかったけれど、これはとても良い。好き。童話も書いているよう。中勘助さん、他の作品も読みたい。

    『団栗』『まじょりか皿』『浅草紙』寺田寅彦
    三作とも題名となるアイテムが作品をひきしめていて、短いながら良品。小説のありかたを書いた浅草紙が好き。紙だし。

    『雨潚潚』永井荷風
    漢文、読めたら楽しいだろうな。勉強不足で私にはまだこれは早い。

  • 中勘助『島守』
    寺田寅彦『団栗』『まじょりか皿』『浅草紙』
    永井荷風『雨瀟瀟』

  • 永井荷風が読みやすかったのが意外だった。

  • 全部ええのぅ…全員初読み。銀の匙、柿の種、ふらんすかあめりか物語を今こそ読まんと決意。
    ふらんす物語とかにも、漢詩どしどし引いちゃったりするのだろうか…?読みゃわかるか。

  • 私には難し過ぎて、よく分からなかった。中勘助は日記記帳で、寺田寅彦は短編三本。団栗は、親しみやすい内容で分かりやすかった。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。
    通常の配架場所は、2階文庫本コーナー 請求記号908.3/H99/28

  • 「銀の匙」は私が読書好きになるきっかけになった本。一文一文がとても美しい。語り手はだれと思わせられながら、いつしか物語の中に引き寄せられていく。

    寺田寅彦の「団栗」。ことに妻の仕草を偲ばせる幼い娘の描写が愛らしい。
    他に荷風の作品を併録してある。

  • 湖に浮かぶ小島での静かな生活を綴った中勘助「島守」、愛娘のある行動が思いがけず、亡き妻を思い出させる、寺田寅彦「団栗」、時の流れに寂寞を感じながらも、その日常を淡々と描く永井荷風「雨瀟瀟」など。
    「島守」の生活に少し憧れます。眠る前のひと時を、豊かなものにしてくれた、贅沢な短編集でした。

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著者プロフィール

1885年、東京に生まれる。小説家、詩人。東京大学国文学科卒業。夏目漱石に師事。漱石の推薦で『銀の匙』を『東京朝日新聞』に連載。主な著作に小説『提婆達多』『犬』、詩集に『琅玕』『飛鳥』などがある。

「2019年 『銀の匙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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