IQ探偵タクト タクトVSムー! 日本一の小学生探偵を探せ!?<下> (ポプラカラフル文庫 ふ 2-23)
- ポプラ社 (2015年1月2日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591123911
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“「このおまじない、案外ウソじゃなかったんだなぁ」
「え?おまじない?」
「そうです。しゃっくりを止めるおまじないですよ。いきなり『豆腐の材料は何ですか?』としゃっくりをしている人に聞くんだそうです。『大豆です』と答えた瞬間、しゃっくりが止まるというんですけどね。そんなの絶対ウソだろうと思ってたけど、とりあえずたしかに止まりました」
「ほんとだ……!」
そんな話をしながら、昨日と同じスタジオへぞろぞろと向かう。
隣で聞いていたらしく、夢羽がクスッと笑った。
未来は真っ赤な顔になる。
「いい話を聞いた。わたしもしゃっくりが止まらなくて困ったら今度試してみよう」
「はい。信憑性については知りませんし、半ば都市伝説のようですけど、これと似たような話は世界中にあるそうですよ」”[P.94]
上巻読んで下巻読むの忘れてた。
“セットのほうから拓斗と夢羽のふたりがニコニコしながらやってきたのだ。
「やったね!すごいじゃーん!!」
瑠香が走り寄る。夢羽ははずかしそうに肩を少しだけすくめてみせた。
もちろん、あのお人形のようにかわいらしい格好のままだ。
「勝負はつかなかったけどね」
夢羽はチラッと拓斗のほうを見た。
ヨーロッパの貴族みたいな格好の拓斗は、柔らかく笑った。
「はい。いつか決着はつけたいですね」
「そうだな。機会があったら、ぜひ」
ふたりが言うと、冗談なのか本気なのかよくわからず、瑠香は目を丸くした。”[P.176]
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