([お]5-4)リボン (ポプラ文庫 お 5-4)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 1497
感想 : 87
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  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591144879

感想・レビュー・書評

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  • オカメインコを飼っていた身としては、飛び立ってしまう描写がどうしても受け入れられない(><)
    鳥の孵化や成長はとても丁寧に書かれていて、心通わせる感じも悪くはないのだけど…。最後のお話もちょっと強引かな?章によってテンションが違う感じがしました。
    鳥飼いでなければもう少し素直に読めたかも…。
    表紙のステッチオカメインコがめちゃくちゃ可愛いので、それだけで星3つ。読んでみても星3つでした。

  • すみれちゃんとひばりさんがリボンをずっと育てて行くと思っていたので、短編作品が苦手な私には少し感情移入しにくかった。
    好きだったのは、リボンとスエヒロのお話。
    最後再会できたシーンはグッときた。
    それにしてもリボンってば飼育されてはその度ずっと脱走し続けていたの?

  • オカメインコを飼いたくなりました。登場人物は把握しきれていなくて繋がらないけど楽しめました。

  • 逃げたインコの先々でのエピソードが心暖まる。こんな風に自分から巣立ったものが幸せを運んでいてくれたらいいなあ。

  • オカメインコに関わる人々の心温まるストーリー

    祖母と孫の話が中心ですが、色んな境遇の人たちの小話が挟まれて、ん?となることも。

    読み返すとこことここが繋がってというのがわかって良かった。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • リボン自身も歳をとっている様子がわかるのがいいと思った。

  • じんわりと心に沁みてくる。祖母と孫が育てたインコが出会った人々にパワーを与える物語。

  • やっぱり丁寧に描かれていてよかった。けれど、その分しんどいシーンもあった。
    リボンより、スエヒロの話の方が好きだな。

  • リボンの話が今の自分の状況とリンクしてて泣いた。

    おばちゃん、ありがとう。
    私たちをたくさん愛してくれてありがとう。

    きっと、私たちはリボンで結ばれてるんだ。

  • 最初は面白くなくて読むのやめようかと思ったけど途中からだんだん面白くなってきた

    夜中に読んだからか、最後は涙が止まらなかった

  • 温かい話 後半は泣いてしまった

    美歩子さんのミルクティーが美味しそうで、飲みたくなって久しぶりにミルクティーを飲んだ

  • こころ温まる話ばかりで、ちょっと涙しちゃうような、ステキな話でした。

  • すみれちゃんが大切に温めひばりの手のひらで生まれたオカメインコのリボン。飛んで行ってしまったリボンが繋ぐストーリー。後半は切なさでジンときました。

  • 02月-08。3.0点。
    仲良しの祖母と孫娘。オカメインコをふ化させ、育てるが逃げてしまう。インコはいろんな人の元へ行き、いろんな物語を紡ぐ。

    行く先々の話が面白い。ラストは想像通りあの家族のお話。意外な展開もあり、面白かった。

  • オカメインコのリボンちゃん。
    冒頭はリボンちゃんをお出迎えから成長していく様が描かれていて、特にかわいい仕草や表情などは飼ったことがある人でないと表現ができないのではないか。
    多分著者の小川糸さんは飼ったことがあるのだろう。

    鳥を題材にしたストーリーは本作くらいではないだろうか? ウチでもオカメインコを飼っているので、読後はとても愛おしくなった。

  •  すみれちゃんとひばりさんの手で大きくなったオカメインコが,いろんな人の物語を見守る。

     特に美歩子センセーとふうちゃんのお話が好きだった。
     死を宣告されたなか,どれだけ普段どおりに小さな日常を,周りの人を大事に生きていけるか。
     こうありたいなあと思う。

  • オカメインコのリボンがいろんな人々の人生にちょっとした奇跡や幸せをもたらしていく物語。最初と最後の章がメインで、最初の章では命が生まれるということ、そして最後の章ではドイツのベルリンの壁などリアルなテーマも描かれていて、温かいだけじゃない深みのある作品でした。そのほかの章はかなり短いものもあって、え、終わり?となってしまうものもあったけれど、鳥の飼育員さん?のお話が好きでした。私もオカメインコを飼っているので、読んでいてとても楽しかった。現実、日本の中で野生で生きるのも20年も生きるのも無理かな…と思ってしまう部分もあるけどそこは夢物語として(笑)文章も読みやすくて優しくて、小川さんの他の作品も読んでみたくなりました。

  • 再びすみれちゃんとひばりさんの物語になった最後の章がとても良かった。老いていくすみれちゃんは寂しかったけれど、根っ子の部分が穏やかで、ありのままの切なさと優しさが詰まっている気がした。その後のひばりさんには満たされた読後感を貰った。おばあちゃんの昔語りと孫の関係に梨木香歩さんの「エンジェル エンジェル エンジェル」や、そこからの連想で「りかさん」を思い浮かべたり、家族ではないけれど湯本香樹実さんの「ポプラの秋」とかも連想したりした。

  • オカメインコのリボンが繋ぐ物語。おばあちゃんと一緒に孵化させ育て、思い出を共有したリボン。奇跡はあって、どこかで救われることがあると思わせてくれる本。

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著者プロフィール

作家。デビュー作『食堂かたつむり』が、大ベストセラーとなる。その他に、『喋々喃々』『にじいろガーデン』『サーカスの夜に』『ツバキ文具店』『キラキラ共和国』『ミ・ト・ン』『ライオンのおやつ』『とわの庭』など著書多数。

「2023年 『昨日のパスタ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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