([お]12-4)東京放浪 (ポプラ文庫 お 12-4)

著者 : 小野寺史宜

• ポプラ社 (2016年8月5日発売)

感想・レビュー・書評

[hazel8483さんの感想 · 2024年4月14日]

『銀座に住むのはまだ早い』で
ちょこちょこ登場した「森くん」のおはなし。

とってもフツーに生きてきた森くんは
ある日突然、仕事が嫌になって辞めたら
住む場所もなくなった（社員寮だから）
次の仕事を決めるまで、東京に住む姉の元へ…
と思ったら彼氏と海外旅行中。
帰ってくるまで一週間。
仕方がないので、友人宅を転々とすることに。

何の取り柄もなさそうに思っているけれど
森くん、さりげなく人徳ある（＾_＾）
でなきゃ渡り歩けないよね、一週間。
最初の日からもくろみが外れ
危うく野宿になりかけたってなんとかなるさ。

そして途中で遭遇した女の子や
友人たちの心境の変化に後押しされて
森くんもまた一歩歩き出そうとする。

この著者の物語は
読後が多幸感に包まれるから好きです。

[実さんの感想 · 2023年4月10日]

3.5

[a9257385さんの感想 · 2022年10月15日]

突然、会社を辞めてしまった主人公。海外旅行中の姉が帰ってくるまでの1週間を、その日暮らし的に知り合いのところを渡り歩く…。そんなお話。

[ほんやだワンさんの感想 · 2021年10月11日]

東京に土地勘がないイナカもんは、いまひとつ作品を堪能しきれない・・・。

著者プロフィール

一九六八年千葉県生まれ。二〇〇八年『ROCKER』で第三回ポプラ社小説大賞優秀賞を受賞し同作で単行本デビュー。著書に「みつばの郵便屋さん」シリーズ、『ひと』『ミニシアターの六人』『レジデンス』『タクジョ！』『銀座に住むのはまだ早い』『君に光射す』などがある。

「2023年 『片見里荒川コネクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」