ことづて屋 寄りそう人 (ポプラ文庫ピュアフル は 2-4)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 64
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591154113

作品紹介・あらすじ

時間は残酷で、やさしい。
死者の思いを胸に、わたしたちの人生は続く。

生きる人にあたたかくよりそう、やさしい物語
シリーズ第3弾!


山門津多恵が、「ことづて屋」として、頭に聞こえてくる死者からの伝言を指定された相手に届けるようになってから2年以上過ぎた。いつも助けてくれる恵介は、津多恵の最大の理解者となっており、感謝しつつも、つき合わせて申し訳ないような気持ちも。ある時、届ける相手の居場所がわからず、なんとか探してたどりついてみると、それは思いもかけない人物で……。
二人が新しい一歩を踏み出す、感動のシリーズ最終巻。


<目次>
モテ男の背中
連獅子
塞翁が馬
海のかなた
それも愛ゆえに

装画:カスヤナガト

感想・レビュー・書評

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  • 死者の声を届ける「ことづけや」
    ただ死者からの言葉は一方的だ。
    しかも何故その人へのメッセージなのかは全てを聞かないと伝わらない。
    ただ死者からの最後のメッセージが届いたとしたら自分も聞くだろうなぁと思った。
    勘違いしていたことや、知らなかった思いなど聞くことで、全てが救われるわけではないけど、心に問いかけるものが必ずあった。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    山門津多恵が、「ことづて屋」として、頭に聞こえてくる死者からの伝言を指定された相手に届けるようになってから2年半が過ぎた。いつも助けてくれる恵介は、津多恵の最大の理解者となっており、感謝しつつも、つき合わせて申し訳ないような気持ちも。ある時、届ける相手の居場所がわからず、なんとか探してたどりついてみると、それは思いもかけない人物で…。二人が新しい一歩を踏み出す、感動のシリーズ第3巻!

    令和3年12月6日~7日

  • ふたりの関係が良い方向に向かっていって。楽しく読了。

  • これで終わりなのかぁ~。いいお話だったので、まだまだ読みたかったなぁ。津多恵と恵介のその後、怜さんのその後、想像するのもいいんだけれど、やっぱりもうちょっと見たかった。

  • この巻で終わりというのが、本当にもったいない!
    平易な文体だけれどしっかりと作り上げられたお話ばかりで、読みやすくて響くものばかりでした。
    けれどきっと、もっと読みたいと思えるところで終わるのが、読み手にとっても一番良いんでしょうね……
    でも、もったいない~

  • 【収録作品】モテ男の背中/連獅子/塞翁が馬/海のかなた/それも愛ゆえに 
     死者からの伝言を届ける津多恵とそれをサポートする恵介。切なく、温かい連作。

  • 死者からの伝言をあずかり伝える津多恵と彼女を支える恵介

    今回の届け先は
    なくなった父との確執にいまも悩み自信の持てない若者
    地方の旧家出身の落ちぶれた生気のない女性
    震災の津波で行方不明の恋人をわすれられない陶芸家

    そして最終話、所在不明の美容室からたどりついたところには...

    「あんたが嫌でなければ、おれは、ずっと一緒に伴走する」

    しんみりせつなく、やさしくあたたかい物語
    文庫書き下ろしの3冊目でとうとう完結

  • この巻で完結とのこと。意外な終わり方でしたが、これもええ話でした。素晴らしい!

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著者プロフィール

熊本県に生まれ、東京に育つ。『フュージョン』でJBBY賞、『トーキョー・クロスロード』で坪田譲治文学賞を受賞。主な作品に『トーキョー・クロスロード』(第25回坪田穣治文学賞受賞)、『この川のむこうに君がいる』『with you』(ともに青少年読書感想文全国コンクール課題図書選出)、『石を抱くエイリアン』『南河国物語』『Mガールズ』ほか、「レガッタ! 」シリーズ、「ことづて屋」シリーズなどがある。

「2023年 『金曜日のあたしたち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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