- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591162903
作品紹介・あらすじ
アルバイトを掛け持ちしながら独り暮らしを続けてきた井川幹太27歳。気楽なアパート暮らしのはずが、引っ越してきた「戸田さん」と望まぬ付き合いがはじまる。夫婦喧嘩から育児まで、あけっぴろげな隣人から頼りにされていく幹太。やがて幹太は自分のなかで押し殺してきたひとつの「願い」に気づいていく――。誰にも頼らず、ひとりで生きられればいいと思っていた青年が、新たな一歩を踏み出すまでを描いた胸熱くなる青春小説。
感想・レビュー・書評
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読むバファリン
ってな事で、小野寺史宜の『ライフ』
小野寺さんの本の半分は優しさでできている、と言っても過言じゃないと思う。
何じゃろ、この幸福感と言うか優しさに包まれながら読む本というのは…
主人公の井川幹太が何故か星野源に見えてくる。
星野源はバファリンか?
星野源の半分は優しさで出来ていて、残りの半分はエロな筈なのに…
じゃけど、魅力的なんよな星野源は。
嫉妬するけど微笑ましいんよな星野源。
この原作を星野源主演で映画化して欲しいな
2021年27冊目 -
シリーズ3作目?として読んだ。1作目と2作目は間隔空いたので登場人物の重なりとかは忘れていたが世界観は新鮮だった。ただ今回は前2作に比べてただ少し間延びした感じもあった。アゲインストな環境にも腐らずピュアに人を信じて何気ない日常を過ごす様子は心が洗われるが、少し時間を空けてから読むぐらいが丁度いいのかと思った。
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20231130
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優しい時間の流れる作品でした。大学から9年同じアパートに住み現在はコンビニのバイトで暮らしている幹太の人との繋がりから成長が見られます。出会いと別れを繰り返しながら扉が開いて人生は進んでいくんだなと改めて感じました。切ないんだけど優しい、とても優しい。いいなぁ小野寺さん。
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ひと、まち、いえ、を読んで小野寺史宜さんが大好きになった。
日常が温かく、ゆったりとした時間の流れ。優しい文体と思いやりあふれる登場人物。この世界観が好き。4冊目の著書も、期待を裏切らない内容で人の温かさに包み込まれる感覚があった。
「まち」に登場する井川さんが主人公で、筧ハイツの住人。興味がそそられた。
おなじみの図書館、喫茶店羽鳥、荒川河川敷・・・。何度読んでもほっとできる素敵な場所だと思う。
井川は道に迷っていた。そんな時に様々な人達と触れ合い、自分の求めているものに希望をもてるようになっていく。
人はそれぞれの方法とタイミングで自分の居場所にたどり着く。きっかけは必ずどこかにある。と希望を与えてくれる物語だと思った。
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27歳、独身、フリーターのお話。小野寺さんの作品の登場人物は、優しくて、真っ直ぐで、心が凪ぐ。みんな何かしら抱えながら、それぞれの関係性のなかで、わかりあえたり、離れたりしながら、今日も生きている。
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特別大きな何かが起こるわけじゃないけど、幹太の人柄と、彼の気持ちが少しずつ変わっていく感じが心地好い。
パート仲間の七子さんだったり、大家さんとのやりとりも、ほのぼので良い。 -
日常の何気ない出来事の中に
温かく優しいふれあいを感じる
他の作品も読んでみたい。 -
つまらん。展開基本ないし。なんじゃこりゃ