捕り物に姉が口を出してきます (ポプラ文庫 か 13-1)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 84
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591166475

作品紹介・あらすじ

<プロフィール>
神楽坂淳
作家、漫画原作者。漫画原作・シナリオには『福音のヴェルター』『RE:BORN 仮面の男とリボンの騎士1~3』など。時代小説としては「うちの旦那が甘ちゃんで」「金四郎の妻ですが」シリーズなど。

<内容紹介>
隠密廻り方同心の涼風榊は十三歳。
最年少同心としてしっかりふるまおうとする榊のことが、姉の花織は心配でならない。榊を溺愛し縁談をすべて断っている花織は、美人で天然理心流柔術の使い手。完璧な姉のように見えるが家事全般は少し苦手である。
弟を守るために付きまといながら、江戸の町で起きる事件を二人で解き明かす。
ゆるり楽しめる、新感覚捕り物帳!

感想・レビュー・書評

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  • 捕り物に姉が口を出してきますシリーズの1作目
    2020.10発行。字の大きさは…中。
    中編と短編の2話。

    13才の同心見習い涼風榊が、美貌の姉・花織と事件を解決する物語です。

    毎朝、木戸番小屋で子供が買う、きなこ棒を買うのが楽しみな、元服して前髪が無くなって異例の若さで見習同心に出世をした榊は、鍛冶屋が斬られた傷口を見て5、6才の幼子を使って探索を始めます。それを幼馴染の同心の娘・蛍が助け。頭脳明晰、料理が上手で美貌の姉・花織がしっかりサポートして行きます。

    【読後】
    奇をてらった作りです。
    何処から見ても子供としか見えない涼風榊が、幼子を使って探索する。そして、姉、姉の幼馴染、榊の幼馴染の娘と女ばかりに囲まれて探索します。
    今後の神楽坂さんの本を、読むのをためらう本です。
    2020.12.13読了

  • このお姉さんはいったいどういう人なんでしょう?
    なぜかなんでも知っている感じがします。
    13歳、幼馴染の二人がどうなっていくのかも楽しみです。

  • タイトルまんまです。十三歳で同心見習いなった涼風榊とその姉の捕り物帳。たん、たん、と台詞で物語が進んでいく感じ。
    際立つのはキャラクターで、どの人もなかなかに可愛い。一番濃いのは、姉・花織と親友だけど。主人公の榊も可愛いけど、すべて姉にもってかれてますな笑。

  • Tさんのおすすめ。

    十三歳で同心見習いとなった弟を助ける姉、姉の親友、同い年の幼なじみ。
    同心を助ける女性たちという設定は嫌いじゃないのに、
    どうも入れ込めない。

    応援している一人かと思っていた木戸番のおやじが、
    何の脈絡もなく盗人だということになったり、
    遠山金四郎に密偵を命じられるが、
    町奉行が姉を飼っている理由が分かならい。
    姉は神出鬼没だし、地獄耳だがそのからくりも不明。

    人情も無ければ、謎解きもないから?

  • 話は全体的に軽い内容で読みやすいですが、姉が口を出し過ぎで、何をしている人なんだろうとちょっと不信感が湧きます。

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著者プロフィール

1966年広島県生まれ。作家であり漫画原作者。多くの文献に当たって時代考証を重ね、豊富な情報を盛り込んだ作風を持ち味にしている。小説には『大正野球娘。』『三国志』『金四郎の妻ですが』『捕り物に姉が口を出してきます』『うちの宿六が十手持ちですみません』『帰蝶さまがヤバい』『ありんす国の料理人』『あやかし長屋 嫁は猫又』『恋文屋さんのごほうび酒』『七代目銭形平次の嫁なんです』などがある。

「2023年 『うちの旦那が甘ちゃんで 飴どろぼう編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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