あおぞらこども食堂はじまります! (本はともだち 20)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 187
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (79ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591169902

作品紹介・あらすじ

ハルさんはお弁当を持って公園に出かけました。となりのベンチで、ひとりの女の子がパンの袋をがさがささせています。「いっこあげる」とパンをさしだす女の子。ふたりは友だちになり、ハルさんはひとりで食事をしているこどもが多いことを知ります。そこでハルさんが考えたのは、こども食堂を開くこと。町のみんなも手伝いにきて……。心あたたまるこども食堂の物語。「こども食堂ってどんなところ?」がわかるおまけページつき。

感想・レビュー・書評

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  • 楽しそうなこども食堂だな。一人の方が楽、とか思うけどなんだかんだみんなと食べるのって楽しいよね。

  • こども食堂がはじまるまでのお話。とてもよいお話でした。こどもにもわかりやすく書かれていました。絵も優しい感じですてきでした。

  • 「こども食堂」というと、子どもの貧困問題が頭に浮かび、暗い気持ちになりがちだけれど、挿し絵が動物のせいか、読んでいてあたたかい気持ちになります。
    巻末のハルさんへのインタビューを読むと、こども食堂についての理解も深まります。
    ハルさんの「こども食堂って、ただ食事を出すだけじゃなくて、おとなもこどもも、みんなが安心してあつまれる場所」という言葉がよかったです。

    いとうみくさんの作品は、とりあえず読んでみる価値があると思います。私にとっては当たり外れもありますが。

  • くまのハルさんは、大のくいしんぼうでお料理も大好き。
    おにぎりを握って、けんちん汁をスープジャーに入れて、公園に出発!
    一人でお昼を食べていたウサギの女の子とパンとおにぎり・けんちん汁を交換。
    意気投合して毎週土曜日にいっしょに食べるように。ウサギのニコちゃんとお話してるうちに、他にもお腹をすかせたり、一人でご飯を食べている子どもがいることに気付いたハルさんは、ひらめきました!

    〇こども食堂は無理をしないことが肝心。あたたかなご飯、食卓でのおしゃべり。提供するほうも
    されるほうも、よい時間が過ごせるのだ。
    →みそのたまこさんのラジオインタビューより
    〇全国にこども食堂が広がっている。理解の一助になりますように。

  • 低学年の子たちに、ちょっと長めの物語を読んでほしくて、学校で買いました。
    同じ思いをしてる子がいると思うから、こうやって物語を読みながらこども食堂のことがわかるのはいいなと思いました。

  • 図書館本。こども食堂がどういった経緯で必要になったのか、どうやって運営しているのか、ヒントを拾って欲しいです。

  • 小学一年生の娘が表紙を見て読みたい!と言ったのだけど、実際借りたら、まだむずかしい、と言って読んではくれなかった

  • 「こども食堂」ってどんなところ?
    みんな一緒にご飯を食べたり、お喋りしたり、本を読んだり…。全国に広がるこども食堂を舞台にした、おいしい食べ物がいっぱいの、心あたたまるお話。
    「こども食堂ってどんなところ?」がわかるおまけページつき。
    (児童担当/ししかーち)

  • ハルさんは独り暮らし。子どもたちは独立し、旦那さんは天国へ。
    こもりがちだったハルさんは、久しぶりにお弁当を持って公園へ。
    そこで「子ども食堂」を始めるきっかけになった女の子に出会う。

    「孤食」という問題を、いとうみくさんがやさしく丁寧に語ってくれている。

    最後のページで子どもたちの成長が見れてホッコリとした。

  • こども食堂をハルさんがはじめるまで。こどもたちの様子と、いろんな人たちの協力に、心が温かくなります。

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著者プロフィール

神奈川県生まれ。『糸子の体重計』で日本児童文学者協会新人賞(2013年)、『空へ』で日本児童文芸家協会賞(2015年)、『羊の告解』でうつのみやこども賞(2019年)『朔と新』で野間児童文芸賞(2020年)、『きみひろくん』でひろすけ童話賞(2021年)、『あしたの幸福』で河合隼雄物語賞(2022年)、『つくしちゃんとおねえちゃん』で産経児童出版文化賞(2022年)を受賞。そのほか、『かあちゃん取扱説明書』『二日月』『チキン!』『カーネーション』『ぼくんちのねこのはなし』『よそんちの子』など、話題作を多数発表している。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人。

「2022年 『バンピー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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