作品紹介・あらすじ
【人体×絶叫マシン!? 世界最速でからだのなかを大冒険!!】
人間型アトラクションを、ジェットコースターが超高速でかけめぐる!
勢いのある筆致と、圧倒的な描きこみが楽しい、絵本作家・中垣ゆたかの新境地。
「ごおおおお!」「じゃぼん!」など、スピード感たっぷりの擬音満載で、声に出して読みたくなります。
自分のからだに興味を持ち始めた子供の、最初の一冊にもぴったり。
『からだのなかのびっくり事典』の奈良信雄さんによる監修で、人体に関する基礎的な知識も学ぶことが出来ます。
大人も子供も一緒になってワクワクできる、人体の不思議を楽しんでください。
ラストの爽快感は必読です!
感想・レビュー・書評
絞り込み
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体内を走りまくるジェットコースター!
ラストはやっぱりそうくるか(笑)
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2021 人体の中をジェットコースターでめぐる
ちょっとグロい
口から胃へ
いまいるところ 食道 口から入ったべものを胃まで届ける
いまいるところ 胃 たべものをかきまぜ、胃液でドロドロに
いまいるところ 心臓 血液をからだじゅうにおくりだすポンプ
いまいるところ 肺 すいこんだくうきから体に必要な酸素を取り込み、二酸化炭素をそとにだす
気管
いまいるところ 耳 音を集めてしんけいにつうじて、脳に情報をおくる
いまいるところ 顔 目 鼻 口があり、表情であいてにきもちをつたえる
脳 身体中に張り巡らされた神経をつうじ動きをコントロール
鼻 においをかんじ、きけんなものがないか確認
目 光を取り込み、そとのせかいをうつすカメラ
血管(動脈)心臓から送り出された血液が、動脈を通って、身体中の細胞に酸素や栄養を届ける
血管(静脈)身体中の細胞でおらなくなったものを血液が静脈を通って運ぶ
いまいるところ 肝臓 血液が運んでくるものを必要な栄養にかえたり毒になるものをとりのぞき、きれいにする
いまいるところ 膵臓 胃の後ろ、食べ物の消化をたすける膵液をつくる
いまいるところ 小腸 胃でドロドロになった食べ物は、ここで栄養を吸い取られる
いまいるところ 大腸 栄養をすいとられたてべものは、さらに水分などをすいとられ、老廃物になる
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緻密さとダイナミックな構図で描かれる人体の各器官をジェットコースターのお客さんになって通り抜けるというユニークな発想にワクワク。
胃や心臓、肝臓等の内臓から、血管や脳、目、鼻、耳…口から入って各器官を上下しながら疾走していくスピード感。ちゃんと器官の働きや役目も説明され、おもしろくてためになる。
人体の顔がリアルw最後出てくるところはやはり一つw
『涙には塩分がはいっている』の解説を聞いた6歳の息子の「しってるよ!なみだしょっぱいの!海の水とおなじなのかなぁ?」の無邪気な疑問に思わず和んだ。
著者プロフィール
絵本作家、イラストレーター。1977年福岡県生まれ。東京都町田市在住。2005年からフリーイラストレーターとして活動を始め、その年に音楽雑誌よりデビュー。主な絵本に『ぎょうれつ』『UFOのつくりかた』(ともに偕成社)、『にんじゃなんにんじゃ』(赤ちゃんとママ社)、『よーい、ドン!』(ほるぷ出版)などがある。
「2022年 『デンタウン』 で使われていた紹介文から引用しています。」
中垣ゆたかの作品