- Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591173282
感想・レビュー・書評
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花に関する素敵な和歌や花言葉が出てきてストーリーも優しくて癒やされる小説でした。
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花の種類とか、花言葉とか…
好きならいいかな〜
いい人ばっかり出てきて、トントン拍子で…
ちょっと毒が無さすぎて物足りないような…
ま、そーいうのも、ほのぼのしていいかな。 -
5よりの4。
ほっこり、素敵なお話ばかり。
きくちゃんのこれから気になる… -
それぞれの想いを届けるのにそっと彩る花と花言葉。ホッと温かくなる話。
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一章、また一章と読み進めていくにつれ、ささくれ立った気持ちが柔らかく癒されていく、そんな物語だった。
川原崎花店が我が街にもあったら、どんなにか心豊かな暮らしが送れるだろう。
パートの光代さんは元高校教師、国語を教えていて、平安の昔から現代まで、あらゆる時代の短歌や俳句を諳んじることが出来る。花に合わせて短歌や俳句を添える。光代さんの知識量は豊富で、こんな先生に国語を教えてもらったら、退屈だった古典や現国の授業も身が入っただろうに、と思う。
国語や古典は光代さん、数学は『博士の愛した数式』の博士。
主人公である紀久子は美大を出てグラフィックデザイナーになるのが夢だが途中で潰えている状態。
でも、ひょんなことから花屋で働き出したことによって、彼女の人生は動き出していく。
それこそ、眠っていた種が水と適度な温度を得て芽吹いて育っていくように。
夢や目標があって、そこに向かっていく時、遠回りだったり、全然違う方向へ進んで行ってしまうことがある。自分が考え選んだ道に進もうとしても障害がありすぎて進めず、やむを得ず進んだ道が、驚くことに夢への道につながっていることがある。
ああ人生ってそうだった、と思い出した。
気持ちを明るく持ち、その時その時を大切に生き、諦めない心を持つ。途中で挫けそうになってもね。 -
心がふわふわ、ワクワクする話に夢中になりました。
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各章の最後に花言葉が出てくる。なるほど…と思う。知らない花も出て来たので画像検索。
なぜ主人公の紀久子は、千尋の母親の百花やミモザ農家の雅之などには、ハッキリ文句を言うのに、ブラック企業の上司には何も言えなかったのか?疑問でしかない。
花屋さんで、花を買う機会が減っているので、もっと身近に花を買えるようになりたい。花と短歌や俳句を組み合わせるなんて、素敵な発想だ。 -
自分は花言葉も花の種類もあまりわからないが、花屋でのバイトを始め、迷いながらも夢に向かって前向きに頑張る紀久子のことを応援したくなるお話だった。
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ブラック企業を辞め、花屋でバイトしながら本来やりたかったことにチャレンジし、道が開けていく主人公紀久子。周りの人に恵まれて、目標が近付いてくる様子に癒やされた。
上手く行きすぎな感はあるけど、応援したくなる。