くそじじいとくそばばあの日本史 長生きは成功のもと (ポプラ新書 お 12-2)

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  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591173336

作品紹介・あらすじ

【老いてこそ、歴史に名を残した!?】
徳川家康、卑弥呼、安倍晴明……しぶとく生き抜き、成功を掴んだ歴史上の人物たち。その知られざる生き様とは――?
超高齢社会に生きる現代人に元気を与える、エネルギッシュな痛快日本史エッセイ!

1 「長生き」は最高の政治戦略だ…… 家康があと一年早く死んでいたら徳川政権はなかった
2 卑弥呼はばばあだった?…… 七十代後半で政権トップに君臨していた推古天皇と蘇我馬子の爺婆コンビも 
3 鎌倉初期、一族を繁栄・安泰に導いた女地頭がいた……九十一歳まで生きた、源頼朝の乳母・寒河尼(寒川尼)
4 本格始動は六十代後半以後、安倍晴明……日本最強の陰陽師の老獪さ
5不安じじい藤原定家と『百人一首』の謎……病苦が大業を成す後押しをした
6 結局、最後に勝つのは長生き……「天皇の父」となったダークホースじじい後崇光院の逆転人生 
7 憎悪を吐き出し、老い支度……七十に及んで『三河物語』を書いた大久保彦左衛門の恨み節
8 恋もファッションも年甲斐なくて幸せなばばあ……六十近くで二十歳そこそこの若者たちとセックス
9 世界でもまれな爺婆の色事を描いた江戸の春画……長生きすればカップルも楽しい
10 伊能忠敬の遅咲き人生……隠居後、諸国巡りで地図作りの大仕事
11 シーボルトの見たスーパーじじいたち…… かくしゃく老侯・島津重豪、アイヌに同情した最上徳内、神医・土生玄碩
12 江戸の同性愛じじい、男色をしてみたかった老士、長寿の秘訣など
13 老いて人を笑わせる「力わざ」発揮……清少納言の父と、戦国生まれの落語の元祖
14 八十過ぎて歌合参加の平安女流文学者たち……すべてを手に入れた赤染衛門、リア充ばばあ大弐三位
15 こじらせの天才馬琴、八十過ぎて大活躍の京山、執念の出版と遺書執筆の牧之……「こじらせじじい」たちの三つ巴

感想・レビュー・書評

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  • 何年か早く死んでたら

    歴史が変わったんだろうなぁと

    一番思うのは

    やはり徳川家康ね

    何といっても

    意地汚いくらいの気力がないと

    なかなか 名は残せないですから

    長生きして 成し遂げるのは

    やはり ご立派ですね

    個人的には

    偉人たちよりも

    爺婆の色事を描いた

    江戸の春画の話が

    面白かったですよ

    その年まで出来るのは

    おめでたい事! って感じです

  • 「くそじじいとくそばばあの日本史」大塚ひかり氏|日刊ゲンダイDIGITAL
    https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/306758

    (196)くそじじいとくそばばあの日本史| ポプラ新書| 知識・教養| 本を探す|ポプラ社
    https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8201196.html

  • 全部、長生きできたからできたんだねっ! ジジイとババアの春画があったなんて、驚きっ! 平安時代の女房って、いろんな人とヤってるんだ。こりゃ、公達達1人の女房の取り合いやりそーっ。 頼朝の乳母、政治にも口出ししてたんだぁ。さっすが乳母!平安時代も帝(みかど)の乳母になったら、夫の地位が上がったりもしたんだって。 乳母、実母よりも権力あったかもって!乳母、恐るべし…。 今は、乳母とかないからね。もしその職業あったらなぁ。どうなってるんやろ。今の政治。

  • 第2弾があるとは!
    何故か?癖になる?
    「くそじじいとくそばばあ」


    なぜ?


    懸命に生きた先輩達からあふれるパワーを
    クスクスしながら貰うため?かしら?



  • ふむ

  • <目次>
    はじめに  長生きは成功のもと!
    第1章   「長生き」は最高の政治戦略だ
    第2章   卑弥呼もばばあだった?
    第3章   鎌倉初期、一族を繁栄・安泰に導いた女地頭がいた
    第4章   本格始動は六十代後半以後、安倍清明
    第5章   不安じじい藤原定家と『百人一首』の謎
    第6章   結局、最後に勝つのは長生き
    第7章   憎悪を吐き出し、老い支度
    第8章   恋もファッションも年甲斐なくて幸せなばばあ
    第9章   世界でもまれな爺婆の色事を描いた江戸の春画
    第10章   伊能忠敬の遅咲き人生
    第11章   シーボルトの見たスーパーじじいたち
    第12章   江戸の同性愛じじい、男色をしてみたかった老士、長寿の秘訣など
    第13章   老いて人を笑わせる「力わざ」発揮
    第14章   八十過ぎて歌合参加の平安女流文学者たち
    第15章   こじらせの天才馬琴、八十過ぎて大活躍の京山、執念の出版と遺書執筆の牧之

    <内容>
    爺婆シリーズ第2弾。教科書レベルの日本史上の人も多々参加。知られざるエピソードを史料の読み解きと学者の文献をきちんと読み解いて紹介してくれる。まさに「歴史エッセイ」。ちょっとした歴史小話を必要とするなら、読んでおいて損はない。

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著者プロフィール

1961年横浜市生まれ。古典エッセイスト。早稲田大学第一文学部日本史学専攻。個人全訳『源氏物語』全六巻、『源氏の男はみんなサイテー』『カラダで感じる源氏物語』『ブス論』『愛とまぐはひの古事記』『女嫌いの平家物語』(以上、ちくま文庫)、『快楽でよみとく古典文学』(小学館)、『ひかりナビで読む竹取物語』(文春文庫)、『本当はひどかった昔の日本』(新潮社)など著書多数。

「2016年 『文庫 昔話はなぜ、お爺さんとお婆さんが主役なのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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