- Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591178546
作品紹介・あらすじ
一生、自分の頭で考えて生きたいあなたへ他者より先に、自分との人間関係を築くための本『嫌われる勇気』古賀史健が、はじめて13歳に向けて書き下ろした「自分を好きになる」書き方の寓話ブレイディみかこ氏 推薦!「書くことは苦手だとか、嫌いだとか、言葉なんて面倒くさいし本当の気持ちは伝えられないとか思っている人。そんな人たちにこそこの本を読んでほしいと思いました。あなたは誰よりも書きたくなる人かもしれないから」内沼晋太郎氏(日記屋月日 店主) 推薦!「日記を書くと、どんな毎日も文章の形をして立ち上がる。読めばたしかに生きてきたと確認できるし、書けばこれからも生きていくという実感がもてる。それは存在しないはずの〈人生の意味〉のようなものに、届きそうな手を伸ばすことだ。この本がきっかけで、日記をつけはじめ、続けることで救われる人が、きっとたくさんいる」SNSで常時だれかとつながっている時代。本当の意味で「ひとり」になるのは難しい。だからこそ、積極的に「ひとり」の時間をつくろう。すると自分との関係が、もっと良好になっていく。うみのなか中学校に通うタコジローは、学校にも居場所がなく、自分のことが大嫌い。ある日、不思議なヤドカリおじさんと出会ったタコジローはおじさんから「書くことは、自分と対話すること」だと教わりその日から、どんどん変わっていく… ・「書く」と「話す」はどこが違う?・考えるとは「答え」を出そうとすること・その作文、嘘が混じってない?・どうして「ことばの暴力」が生まれるのか・みんなと一緒にいると、自分ではいられなくなる・考えないのって、そんなに悪いこと?*こんな方におすすめ□与えられた正解に違和感がある□自分の考えをうまく言葉にできない□SNSに疲れてきた□子どもが「孤独」「さみしさ」を抱えていそう□悩んでいる子どもに何と言葉をかけていいかわからない著者、古賀史健さんより「作文や読書感想文を上手に書く必要はありません。それよりも大切なのは、書くことを通じて自分と対話を重ね、知らなかった自分を発見し、自分を好きになっていくことです。ぜひ、本書を入口に『書くこと』のおもしろさに触れてください」
感想・レビュー・書評
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「可能性のなかに生きているかぎり、ぼくたちはものごとを真剣に考えなくなるんだ」
「思う」と「考える」はなにが違う?
「書く」と「話す」はどこが違う?
その答えが、この本の中にありました。
悩み多き 中3が、ナゾのおじさんと出会う。
おじさんは彼に「日記を書いてみないか」という。
ただ、それはみんなが思う「ふつうの日記」ではなかった…
とてもやさしく分かりやすく書かれている。会話が多いのでテンポが良く、読者を飽きさせない。そして、イラストがとてもかわいい。
「さみしい夜」って?そんな夜はペンを持つことで乗り越えられる?
頭の中に浮かんでは消える、たくさんの「思い」(『コトバミマンの泡』)を、書くことで「考え」にまで高める。
考えるとは「答えを出そうとする」こと。悩みの解決に向かうこと。答えを出そうとしないまま保留しているのは、何も考えないのと一緒なのだ。
言葉にすることは「現実にする」ということ。見なくても済んだはずの現実を、直視しなければいけなくなる。だからこそ、大きな意義がある。
自分と向き合うことの大切さとその方法を、やさしい物語とともに教えてくれる本でした。
今日から日記を書きたくなる!なによりも自分のために。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
突然ですが、今朝からスマホが故障していて、スマホが使えません。PCからいいね!してみようとしたら2時間前まででタイムラインが切れてしまい、皆さまのレビューにいいね!できませんでした。明日docomoショップに行ってくるのでしばし、お待ちください。<(_ _)>
この本はひと月ほど前に図書館にリクエストした本ですが、いつの間にかブクログのランキングの1位になっていて期待値が大きくなりすぎました。
これは、子ども向けの日記を書くことの勧めだと思います。小中学生向けの本だと思います。(もちろん大人だって日記を書いても構わないのですが)本としては星5なのですが、子ども向けなので星4にしました。
タコジローという海の国に住む海の中中学校に通う少年の日記を書くことになるまでと、十日間日記をつける間の話です。
タコジローはある日学校で仲間外れになり、ヤドカリのおじさんと公園で出会い、日記を書くことを勧められます。期限は十日間です。
その中から大事だと思ったことを以下にメモします。
「思う」と「考える」はなにが違う?
誰かに話すとすっきりする→頭の中を大掃除するような気持ちよさ
「思う」と「言う」には距離がある「だれにも言えないこと」はだれに言う?
相談する相手がいないときは、自分に相談する→書く
書いて自分と対話する。
自分との対話がいちばん深まるのは、文章を書くとき。
不確かだった『ことばにならない思い』はかたちを持った『考え』に変わる。
『考え』のともなわないおしゃべりはいくらでもありえる。一方『考え』のともなわない文章はありえない。
考えるのは、なんとかして『答え』を出すため。
どうして『ことばの暴力』が生まれるのか→面倒くさい
日記は『その日になにかあったのか』を書くのではなく、『その日になにを思ったのか』や『その日になにを考えたのか』を書いていくもの。
『ひとりになりたい』のは『みんなと一緒にいる』と自分ではいられなくなるから→『書くこと』によってひとりになる
自分のために書く日記でも未来の自分という読者がいる。
ボキャブラリーというのは『使える』ものでないといけない。たとえ一箇所でもいいから、どこかの場面をスローもしょんで描く。そうすれば表現は豊かになる。
ひとつの文では『ひとつのメッセージ』だけを書く。
日記を書き始めたとき、かなりの確率で持っている罠。
ぼくたちはみんな日記に『悩みごと』を書きやすい。
そして悩み事を詳しく書こうとすると、どうしても自分を苦しめる『あいつ』や『こいつ』の悪口になっていく。
逆にひたすら自分を責める日記もある→過去形にすれば、気持ちは切り替わる。一人称を三人称に書き換える。
なにかを継続させようとするとき、ぼくたちの心を支えてくれるのは『成長している実感』。-
アールグレイさん、こんばんは♪
コメントありがとうございます。
今、PCから拝見しています。
PCはもう、古くなってきたせいか、ス...アールグレイさん、こんばんは♪
コメントありがとうございます。
今、PCから拝見しています。
PCはもう、古くなってきたせいか、スピードが遅くいらいらします。
ページからページへとんだりするのが遅くてしょうがないです。
明日、dokomoに行ってきます。
スマホで、ブクログやTwitterが見られないと、不便だし、淋しいです。
今日は午前中は家事をやって、午後からはパソコンでメールや何かを見ていたら一日終わってしまいました。本を読む時間がなかったです。
PCだけだと、肩もこるし、疲れます。
スマホ早く直って欲しいです。
2023/08/27 -
まことさん★
docomoに予約はしてありますか?
予約をしておくとスムーズで待ち時間も少なくていいと思います。
機種変なんて大変ですものね...まことさん★
docomoに予約はしてありますか?
予約をしておくとスムーズで待ち時間も少なくていいと思います。
機種変なんて大変ですものね!2023/08/27 -
アールグレイさん♪
ありがとうございます!
昨日、今日の11時に予約しておきました。
でも、たった今、スマホに一応充電して画面をみ...アールグレイさん♪
ありがとうございます!
昨日、今日の11時に予約しておきました。
でも、たった今、スマホに一応充電して画面をみたら、元通りに直っていました!嬉しい!よかった!
10時になったら開店時間なので、docomoに予約キャンセル入れます(^^♪。
ご心配ありがとうございました!
2023/08/28
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「おとなのさみしさ」を知った全ての中高生にプレゼントしたい!
そして、そんなさみしさをたっぷり知っている大人たちにもぜひ読んでほしい。
この本では日記を書くことを勧めています。
「思う」と「考える」は違う。「考える」とは答えを出すこと。
自分の頭の中のモヤモヤをはっきりさせて答えを導き出すために「書く」。読者は自分。誰の評価も気にすることのない、本当の気持ちを書く。
「誰にも言えないことは、自分にも言えないこと」というのにはドキリとしたなぁ。自分でも薄々勘づいているけど、見て見ぬふりして無かったことにしていることは……ある。
無かったことにしても見えないだけで、悩みはそこにある。そういう自分、そういう現実はそこにある。
それに向き合って、考えて書くことで解決に向かう。
そして、何より大切なのは読者に分かってもらおうと思って書くこと。読者とは、自分。分かってもらおうとする自分。分かりたいと思う自分。
自分を一番分かってもらいたい相手は自分自身。自分を一番好きになってもらいたい相手も自分自身。
中高生にぜひ手に取ってもらいたい良書です。
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1.感想
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ほんと、10代の人に読んでほしい本ですね。
なにか、この年齢になると、考え方とか、バイアスが邪魔して、素直に話の内容が落ちてこない感じがしました。
頭の中で考えるだけでなく、書きながら答えを出す方が、容易であるというのは、とても分かりやすかった。まぁ、そうだよね。
まぁ、そうだよね、という、言葉はたくさんあって、いいな〜とは、感じました。
ぜひ、若い方たちに読んでほしいです(^^)
・考えのともなわないおしゃべりは、いくらでもありえる。一方、考えのともなわない文章はありえない。
・考えると思うの違いは、答えを出そうとすることにある。
・算数でも難しい問題は、暗算で解くことは難しい。算数じゃない問題を考えるときも、これと同じ。書きながら考えることで問題を解くことが簡単になる。
・日記には出来事ではなく、「その日なにを思ったのか」「その日に何を考えたのか」を書く
・「ぼくたちにとって最大の謎は自分。日記を書くことで、自分という名のダンジョンを冒険することができる。
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2.あらすじ
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いじめられっこのタコジローの閉ざされた心を、ヤドカリのおじさんが解放していきます。
その方法は、書くことを通して、心の内側を見つめていき、心の声を吐き出していくことでした。
日記を書くという手段によって、自身の心と向き合うことができるように、おじさんがタコジローの成長をサポートしていきます。
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3.主な登場人物
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タコジロー
トビオ
イカリ
ウツボリ 帰宅部
アナゴウ 帰宅部
おじさん
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挿し絵が沢山で、漢字も少なめなので、
対象年齢は低めなのかなと思ったけど、
内容はしっかりしていて色々と考えさせられました。
日記を読むために書くというのは自分にはなかった視点でした!
何回でも読み返したくなる本です。
ただ何で海の世界をモチーフにしたのかは謎でした。笑
そのせいで引用する文献が「泳げメロス」や「吾輩はウニである」などに変更されてて内容も分かりづらくなってる気がしました。 -
もう2年近く、毎朝日記のようなものを書き続けています。この本はタコとヤドカリがひたすら日記について語り合った本ですが、それなりに長く続けてきた自分にも気づけなかった視点や気づきがあり、終始興奮して読みました。適当にノートを開いて、そのページを見返してみようかなと思います。そこまでがきっと、この本を読む事に繋がる。
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文章に綴ることの意味。
未来の自分という読み手の為に、今の思いを書き続けることとは…。
海の中の世界、いじめられっ子の中学生タコジローへ、公園で出会ったヤドカリのおじさんが書くことの楽しさ、 その大切さを丁寧に教えてくれる。
ここに書かれていることは、今生徒たちに伝えたいなぁ...と思うことばかりだ。
この本を読んでくれたら!と思うのだが、書くのが苦手な子はこのページ数の本を読むのもきっと難しいだろう。
国語科や担任の先生に是非読んでいただき、かみ砕いて生徒に伝えてほしいと思う。
が、先生方はとても忙しく、読む時間を作るのも難しい...ならば学校司書が図書館だよりなどで伝えるしかないのだろう。
映像化されたものがあれば、より一層分かりやすく、伝えやすくなると思う。