頭のいい人の独学術: 学習効果が高まる自学自習の極意26 (ポプラ新書 243)

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591178713

作品紹介・あらすじ

【孤独に学んでこそ本物の知識が身につく―】「資格試験」「リスキリング」「大人の学び直し」……すべての勉強、学習に役立つ。齋藤孝先生、初の独学術本。「読書を軸とした独学、自学自習によって、自分1人の経験や知識だけではわからなかったことを知り、考える習慣を身につければ、世の中のことも人間のことも全体的なモノの見方ができるようになります」知のエキスパートとして知られる著者が実践している「一人で学ぶための極意」を記した一冊。第1章 独学を習慣化する5つのルール第2章 独学の効率を高める9つのコツ第3章 独学をエンターテインメントとして楽しむ4つの方法第4章 パフォーマンスを高める独学の4つのとらえ方第5章 4つの独学パターンで人生のステージを上げる第6章 一生ものの教養を身につける10のテーマ●ペース配分は2週間単位で考える●スキマ時間を最大限活用する●自分に合う学びのツールを活用する●学びの水先案内人を見つける●ワンテーマ月間を設定する●信頼に値する先生(本)に学んでいるかどうか●学びのモードに入って「心理的不安」を排除する●学びを定着させるメモとノートのとり方●偉人たちが実践した「書き写し勉強法」●学生時代の成績や学力は関係ない●人のリクエストに応えてキャリアアップする●「数学」で物の見方を知る●学びの質を高める休息法……など(目次より抜粋/※予定)*著者プロフィール齋藤 孝さいとう・たかし1960年、静岡県生まれ。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒。同大学院教育学研究科博士課程を経て現職。『声に出して読みたい日本語』(草思社)がベストセラーとなり日本語ブームをつくる。著書に『読書力』『コミュニケーション力』『古典力』(以上、岩波新書)、『質問力』『現代語訳学問のすすめ』(以上、筑摩書房)、『雑談力が上がる話し方』(ダイヤモンド社)、『大人の語彙力ノート』(SBクリエイティブ)、『頭のよさとは「説明力」だ』(詩想社新書)、『孤独を生きる』(PHP新書)、『読書する人だけがたどり着ける場所』(SB新書)など多数。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。

感想・レビュー・書評

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  • 齋藤孝氏の本は読み易く、分かり易く、さすが秀才


    現実と虚構の表皮一枚「虚実皮膜」
    @江戸時代、人形浄瑠璃、歌舞伎作者の近松門左衛門が「虚構と現実が表皮一枚でないまぜになっているところに芸術の面白さがある」と言っている

    独学効率のコツ
    ①スマホ断ち

    ②呼吸法と環境作りを意識する
      坐禅の心得にも「調身、調息、調心」

    ③音楽で外界を遮断
    ④学びモードで「心理的不安」を排除
    学びを阻害するマイナス要因を排除する努力も必要

    ⑤ペンキ上塗り式で記憶定着
    ⑥学び定着させるメモとノートの取り方
    ⑦書写し勉強法
    やる前から絶望するのではなく、継続することでわかるようになることもある思い悩んで諦める心が、学問の1番の敵なのだ 本居宣長

    ⑧通信教育を独学と併用する

    ⑨学びの質を高める休息法
    坐禅のイメージの仮眠
    10分ほど
    疲れ切ったら30分ほどの仮眠

    偏愛マップが大人の自由研究に
    伸びた線をさらに次のものへと繋げて次々噛み合わせて世界を広げる

    学んだ直後30秒プレゼン
    30秒は心をオープンにしてくれる時間だから

    アドラー 劣等感
    劣等感は普通のこと、それが嫉妬や自己嫌悪になり、劣等コンプレックス、が問題

    独学でメンタル強化
    論語、「我、仁を欲すれば、ここに仁至る」
    仁とは、容易に到達できず、学びに向かうことで徳を積むことができると説く。人は学んでいる時のメンタルは、前に向かっている状態

    情熱的な学びが常態化すると、自己肯定感が高まる、学ぶことがたくさんあるこの世は価値がある、価値ある世界は、今生きている私の世界、自分への肯定へ。
    本当の意味での自己肯定感は、世界が素晴らしいかどうかにかかる。世界の価値あることを学ぶことが大事。

    災害時の逃げ遅れの原因、正常性バイアス
    自分は大丈夫と思い込むこと。

  • 本読みたいけどどんな本読んだらいいかわからない!って方はまずこの本から手に取って見てください。

    また、今何か勉強を始めようとしてる方、してる最中の方にもオススメです。
    多種多様なジャンルの本が紹介されています。

    他の齋藤孝先生の書いている本も読んでみたくなりました。

  • すぐ始められそうな独学の仕方が沢山書いてあった。良かったのは30秒プレゼン。短くていいから頭に入れたことをアウトプットする。30秒で他人の話に飽きるから時間内に収める。確かに長い話で知識ひけらかされると気分悪いからね。

  • 独学は今では当たり前の感覚でしている中で新たな考え方を得ることが出来た。
    学生の頃、勉強することが嫌いだった私だが今では読書を通じて学ぶことは日常的になった。しかし、学ぶと言っても趣味の感覚で楽しく読書をしている感覚だ。
    "世界を肯定することで、結果的に自分も肯定できる"この言葉に感銘を受けた。
    自己肯定感を世界を通して見るという感覚は初めてだったが面白いものの見方を得ることが出来た作品だった。

  • タイトルに「独学術」とありますが、一般的な勉強の意味だけでなく、自己啓発や人生を豊かにする学びについて語られた本でした。

    斉藤先生の著書に共通して言えるのは「本」を学びの基礎としている点で、読書を趣味としている自分にとってはいつも背中を押してもらえるような気分になります。

    自分がこの先どうなりたいか?何を学びたいのか?についても考えるきっかけとなる一冊でした。

  • 感想
    闇雲に学習しては成果が上がらない。根性論ではなく脳科学に基づいた合理的な方策をもって自己を研鑽する。積み重ねはある日爆発する。

  • スラスラ読めます。
    齋藤さんが読んだおすすめの本の紹介もあるので、何か興味が出た時の書籍選びに役立ちそうと思いました。家での保管本行きです。

  • 2週間単位などでテーマを決めて学ぶ
    学んだら要約してまとめる
    教養のための10のテーマ
    というのが今後学んでいくのに活かしていこうと思ったこと。仕事やライフステージに直接関係ない学びも必要と認識。

  • 前向きなときに読めばより前向きになれる本です。

  • ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00567066

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著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

齋藤孝の作品

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