Sons 3 (ジェッツコミックス ムーン・ライティングシリーズ)

著者 :
  • 白泉社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (177ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592134039

感想・レビュー・書評

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  • ようやくいろんなことの繋がりが見えはじめて面白くなってきた。
    思春期の悶々とした葛藤と妄想と不条理、当然その時期を過ぎてきた大人たちの葛藤と不条理を描くのがこの著者のテーマなのね。
    それを、これほど複合的に重く描けるというのはすごいね。

  • Sons─ムーン・ライティング・シリーズ─ 3巻 三原順 白泉社ジェッツコミックス ISBN4592134036 800円(税込) 1988年3月2日初版<BR><BR>【ストーリー】<BR>収録内容は下記の通り。<BR>7〜10話を収録。7話では山中から救出されたディーの見舞いにフォルナーの婆ちゃんがやってくる。ジュニアとウィリアムが久々に対話。ウィリアムは昔の家で村のこと、父や息子のことを考える。ディーはお父ちゃんと初めて本当の親の話をし男の約束をする。ケビンの落とし前。<BR>8話ではロージーを交えて婆ちゃんの100歳のバースデーケーキ作りをする。ディーはアイダの呼び寄せた教師仲間に嫌々顔見せに行く。案山子を立てる。婆ちゃんが天に召される。<BR>9話ではアイダが切り捨てられる。負傷するウィリアム。ディーは婆ちゃんの死後、狼男と案山子などを登場させる空想の世界に入り込みながらロージーと会っている時は元気でいられる。10話では21歳まで届くはずではなかった婆ちゃんの残した箱を受け取ったディーが、婆ちゃんの手紙と実父の手がかりをそこに見る。父とやりとりしていた婆ちゃんに、ディーは裏切られたと憤りを感じる。トマスに全て燃やしてくれと依頼する。ジュニアとケビンの事故の知らせが入る。<BR><BR>【感想】<BR>読むときは気が滅入るの覚悟で読み返しています(笑)だって愛してるんだもん、三原作品。この巻は泣ける。空想の話ははっきり理解できないけれどこれもこの作品の柱となるものだと思う。狼男とかキャラクター可愛い・・・v(婆ちゃんのキャラは変だけど・・・)ウィリアムはこんなことを考えていたんだ、とちょっと新鮮だった。

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著者プロフィール

三原順(みはら じゅん)
マンガ家。本名・鈴木順子。1952年10月7日札幌に生まれる。1973年、「別冊マーガレット」掲載の「ぼくらのお見合い」でデビュー。1975年から1981年にわたり「花とゆめ」で連載された『はみだしっ子』シリーズによって熱狂的支持層を獲得、以降もセルフマーダー・シリーズ、『X Day』、『ムーン・ライティング』シリーズ等の名作・傑作で読者に感銘を与え続ける。1995年3月20日、病気のため42歳で死去。

「2019年 『かくれちゃったのだぁれだ 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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