3月のライオン 9

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 5638
感想 : 354
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592145196

感想・レビュー・書評

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  • ひなちゃんの問題も解決し、受験生に。
    えらい端折られてるけど、零くんも昇級してるし、なかなか盛りだくさんな内容でした。

    面白くて一気に読んでしまったので、またゆっくり前の巻から読み直したいです。

    全然将棋の事を知らなかったので、コラムも楽しく読んでます。
    次巻が楽しみですね〜((´∀`))

  • すごいキャラクターを次々に出していきながら、主人公の扱いをネタにしながら、それでも、読みたいメインの話をしっかりとすすめてくるなぁ。

    家族の話は、グッときます。

    そして、各話の表紙が二階堂の連続ドラマになっていたのに気づいて、笑いました。
    芸が細かい。

  • 泣かない巻がないのだけれど、今回も例によって例の如く涙で顔をぐっちゃぐちゃにしながら読んだ。食べ物が美味しそうな漫画は名作だと思います。

  • 裁判みたいに、間違ってるか間違ったないかを人に判断してもらっていた零くんに、ひなちゃんの真っ直ぐな意志が響いたっていう場面が好きです。なんかわかるな〜。

  • ふわっとしていかにも少女漫画っぽくて、はちクロも読んだ事無かったものの、美大モノとか気になるけど恋愛かぁなんて食わず嫌いしつつ、でも新シリーズはそこまでふわふわ過ぎる感じもしないしちょっと気になるなあとか思っていたら1〜9巻まで貸してもらった。何の気無しに正月の暇つぶし程度に読み始めた。

    羽 海 野 先 生 ご め ん な さ い っ !

    ガロ系な友人が唯一最後まで手元にはちクロを残していた時点で只の少女漫画家ではないと思っていたが、久しぶりに読むのが止まらず一気読みした。
    はちクロを読んだ事無いのでなんとも言えないのだけど、こちらは本当に9巻まできてもほとんど色恋が絡んでいないのも拒絶反応が出なかった理由かもしれない。

    将棋の世界が妙にデジャヴるのだけど、それらしいのはたぶんヒカ碁くらいしか読んでないと思うので、まともに将棋漫画を読むのはこれが最初だと思うんだけど…たぶん…(曖昧)。
    囲碁と将棋は違えども、世界観としては似ている部分もあると思うけれど、決定的に漫画の描き方として違うのは、こちらはしっかり将棋の世界をメインとして、それに絡む人間模様も描きながらも、同じくらいの割合で主人公と3姉妹の家庭や学校や生活や生い立ちの苦悩や成長も描き、それでも主軸がぶれる事無くしっかりと将棋漫画の体裁を保っている事。それが凄い。

    なかなかどうして出てくる人達出てくる人達ヘビーなものを背負っている人ばかりで、そんな人達が歯を食いしばってぼろぼろになってそれでも笑って乗り越えて成長していく様子は、平凡な日常を送っている自分達が後ろめたくなる程なんだけど、若くても歳をとっても下っ端でも名人でも、何度失敗して進めなくても、もがき努力することで人間はどこまでも成長する事が出来るんだとあらためて思い知る。

    1つの職種なり業種なり業界なり世界なりを掘り下げて描く物語は、それだけでワクワクするものだけれど、これまた先崎先生のコラムも相まって面白いったらない。しかし囲碁も将棋も先読みの戦いの果てしなさはどうやっても人間業とは思えない…人間の能力って凄いなあ…。っていうか将棋ってこんなに長丁場なものだというのを初めて知った…これは体力勝負にもなるわ…。

    老若男女問わず出てくるキャラクターが皆それぞれ個性を持ち、それぞれに成長し、それぞれに憎めない、愛すべき存在である漫画という時点で、自分の中の素敵漫画の合格ラインは通過。個人的に幼女は一番の鬼門なのでモモちゃんも通過している時点で合格!香子がギリギリのラインだけど恐らく今後も踏まえて合格。高城は先生がしっかり向き合ってくれたから免除。棋士も関係者も皆クセがあるけど暖かくて泣きたくなる。ああもう皆可愛い!

    とまあとにかく一気読みしても全く勢いが衰えず、純粋に漫画としてものすごく面白い!!!という久しぶりの感覚なのだけど、ここであえてキャラ萌え的なところも言わせて頂ければ、優等生黒髪美人メガネに弱いんです零くん最高…っ(震)加えて黒髪or白髪に弱いので、宗谷名人最高…っ(震)記念対局の流れ最強すぎてもう……。

    これ刊行年1ペースくらいなのかなぁ。今ならまだ自分でも揃えられるギリギリラインだ…悩む…むむう。

  • 自分が大切に思っている人に何をしてあげられるんだろう…ということを色んな角度から描いている今回の巻だったと思います。
    ひなちゃんも前に進んでいったと思うし、高橋くんも新しいスタートを切った。
    将棋界の話も小咄的なものも挟みながら、棋士と家族とのかかわり合い方などデリケートな部分だけれど、暖かく描かれてるなぁと思う。
    肝心の主人公の零君の扱いが確かにおざなりだったような気もするので、次巻以降はまた彼を中心とした話に戻っていくのかどうか気になる所です。

  • この巻の前半はなんだか前向きで何度も読んでしまう。後半も両親と本人の見てるもの違いをみて、勝つことがすべてじゃないんだよなぁ、なんて感じたりもした。どこまでも進めるだろうか。

  • 今回もやはり面白かった。
    新しいキャラも出てきましたが、興味深い。
    キャラクター一人ひとりが本当に血が通っているみたいで、家族の描写にも胸がじんとします。

  • まず表紙のひなちゃんの愛らしさにキュンとして、読み始めたら先生の言葉に胸打たれ、ひなちゃんの頑張りとこれからの未来に祝福を送りたくなる。おじいちゃんの心意気には涙が出そうになった。この家族は強い絆で繋がってる。消えていくものばかりじゃない。新しく出会うもの・生まれるものだっていっぱいある。がんばれ、ひな!
    前半はひなちゃんの話で後半は将棋の話。零は主人公なのに今回はいまいち影が薄かったような(笑)宗谷と土橋の戦い凄すぎる。ちょいちょい挟んでくる小ネタが可笑しすぎて和むwwそして、物語に登場する食べ物が美味しそうでたまらない。

  • 今回、改めて1巻から読み返して思う。
    …全部揃えたい!手元に置いて何度でも読みたい!!

    完結したら大人買いしよう。うん。

    9巻では、主人公がさらに脇に追いやられてて、いい感じです(笑)表紙、内側の一コマも笑えます。

    B級に上がったのにさらっとしか書かれてないです。ひなたのために、いや、逆ですね、ひなたがいてくれたからこそ、零はB級に上がれたんだなぁ、とつくづく実感させられます。

    あかりおねいちゃんの甘やかしうどんが、食べたい…。

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著者プロフィール

東京都出身の漫画家。デビュー作品、 美術大学を舞台にした青春漫画『ハチミツとクローバー』が大ヒットとなり、アニメ化・映画化された。 2007年より『3月のライオン』の連載を開始。 同作はマンガ大賞や講談社漫画賞、手塚治虫文化賞などを受賞した。

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