3月のライオン 9

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 5638
感想 : 354
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592145196

感想・レビュー・書評

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  • 零が三姉妹に感じる「好き」があったかくて、将棋の世界の神童でもずっと孤独で救われなかった彼が「家族」に巡り会えた奇跡が嬉しくなる。

    • みじんこさん
      はなまるつけてくださってありがとうございます。僕もこの漫画好きです。本棚、参考にさせていただきます。
      はなまるつけてくださってありがとうございます。僕もこの漫画好きです。本棚、参考にさせていただきます。
      2013/12/28
    • hetarebooksさん
      みじんこさん

      こちらこそコメントありがとうございます♪すごく深いマンガですよね。
      みじんこさん

      こちらこそコメントありがとうございます♪すごく深いマンガですよね。
      2014/02/04
  • 零が大人になっていく。
    大切な人を守る強さをともなって。

    ひなたが知らないところで泣いている、ピンチに立たされていることに耐えられないーーー
    零の想い語りがいい。

    ひなたの表情がいつにもまして輝いていた。
    笑顔が零れていた。
    あーいいなと。

    ひとつひとつ強くなっていく物語。
    重なりあう想いのある物語。

    ステキです。
    3月のライオン。

  • 冒頭でいじめ問題のその後が語られる。
    「『何をしたのか解らせる』のも仕事のうちだ」
    国分先生の言葉に「『迷惑をかけた人間』の方がこんなに手厚くかまってもらえるなんて…」という新担任の反発も痛いくらいに伝わってきた。
    「『教える』に『育てる』か…『育』の字が無けりゃとっくに放り出してるぜ」
    7巻でのこの言葉を思い出す。

    国分が高城へ最後に話した言葉が心に残る。
    「お前が何にもがんばれないのは自分の大きさを知ってガッカリするのがこわいからだ だが高城 ガッカリしても大丈夫だ 『自分の大きさ』が解ったら『何をしたらいいか』がやっと解る 自分の事が解ってくれば『やりたい事』もだんだんぼんやり見えてくる そうすれば…今のその『ものすごい不安』からだけは抜け出る事ができるよ それだけは俺が保証する」

    教えるだけなら、新担任の言うようにペナルティをかけたら済む話だと思う。ただ、育てるという意味において、国分は高城の不安を見抜いて、今回の罪やそれが生まれた理由と向き合って言葉にしているんだと。いじめる方の心の闇まで丁寧に深掘りしていてとてもよかった。

    ひなたの受験、高橋くんとの別れなど変わっていく日常。
    「自分が『正しい』か『間違ってる』かは 裁判みたいに他人に決めてもらわないといけない事だと思っていた」
    そんな零が「私のした事は間違ってない」と言ったひなたに見つけた光。幸田を「お父さん」と呼んだ背中のあたたかさ。

    後半では『家族』がテーマになって、名人戦に挑む土橋とその家族の姿も描かれていて読み応えがあった。様々な家族の形。次巻では川本家を大きく揺るがす訪問者が登場し、その家族という言葉へ深く潜ることになる。

  •  あかりおねーさんがお母さんになってしまうw

     甘やかしうどんといい、あの家の子になると体重維持できる気がしねぇ。なんでみんな適正体重なんだ。普段の日は粗食(というか貧乏ごはん)なんだろうか。

     そして今回はほんと家族の物語でしたね。

  • 出てくる天ぷら・きつねうどん(甘やかしうどん)が美味しそうすぎるんですけど……!

    零が、ひなたに優しくてたまらないっす。
    でもあかりさんが言うように、家族への愛って感じだよなー。
    こっちもハラハラどきどきで気になります。

  • ひなちゃん、良かったね。
    表紙の中川淳一展を見て触発されたという着物姿のひなちゃん♪
    プリティー♪
    苦しいところからは必ず脱出できる、いじめた側を断罪するのではなく、時間と場所の移動という当たり前なんだけれど、当事者からは見えないこと、海野先生のこの問題に対する提示方は素晴らしい。

    いろんな円環が回って主人公に帰ってきた。
    もう前の細かいストーリーを忘れてしまっている。10月のお休みの日にでも9巻積んで寝そべって読むことにしよう。楽しみ。

  • 今更ながら手を出してしまった『3月のライオン』でしたが……いや,実によい漫画です,今年の自分漫画・オブ・ザ・イヤーはたぶん確実にこれ。
    正直なところ“ためになる”と思える漫画なぞほとんどないのですが,これは読んでいてずいぶんとためになる。

  • 全巻揃えて 手元に置いて 好きな時に読みたい欲求にかられています。 
    久々にわいた所有欲!

  • 桐山くんとひなちゃん、恋に発展するのかしら。
    もちろん、じっくり時間をかけて歩いて行くのでしょうが。

    でも私は、恋じゃなく、ナチュラルな人間関係の中で
    彼らが階段を上がっていくほうが味も厚みもあるなと思うので
    彼カノよりこのままでって願います。

    今回の一番は、宗谷名人と土橋さんのエピソード。
    お互い笑い合ってしまったこと。
    今度宗谷んち行って勉強する、という口ぶり。
    土橋さんの腕いっぱいのお土産。

    宗谷さんと桐山くんも心の距離は近いと思うのですが
    土橋さんとは宗谷さんは「友達」でもあるのですね。

    あの感じ、すごくいいなって思いました。

  • 裁判みたいに、間違ってるか間違ったないかを人に判断してもらっていた零くんに、ひなちゃんの真っ直ぐな意志が響いたっていう場面が好きです。なんかわかるな〜。

著者プロフィール

東京都出身の漫画家。デビュー作品、 美術大学を舞台にした青春漫画『ハチミツとクローバー』が大ヒットとなり、アニメ化・映画化された。 2007年より『3月のライオン』の連載を開始。 同作はマンガ大賞や講談社漫画賞、手塚治虫文化賞などを受賞した。

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