自殺島: サバイバル極限ドラマ (2) (ジェッツコミックス)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 560
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592146223

感想・レビュー・書評

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  • 1巻がなかったので2巻から読み始めたのですが、久しぶりにヒットでした。内容は決して明るいものではない。けれど、何らかの原因で自殺願望のある青年達が無人島に放り出され生きる意義を見出していくお話。どうなっていくのか楽しみです。

  • 森恒二

  • いつもの新宿の本屋で。

  • まさにさいとうたかをの『サバイバル』。

  • タイトルと1巻の展開から、
    2巻はもっとイヤな展開になるんじゃないかと思ってました
    怪我や病気が死に直結する恐怖はあるものの、
    予想外に、純粋に「生きる」ことや「食べる」ことに向き合う巻となりました
    山の中で出会った男は何者で何を知っているのか…

  • 設定は面白いなと思うのですが、サバイバル要素以外にもう少しなにか盛り込んでくれると嬉しかったかなという感じ。

  • --内容紹介--

    20XX年
    急増する自殺者の医療費や社会復帰支援費用を支えきれなくなった
    日本政府はある制度をはじめる。

    主人公の『セイ』は自殺常習者で何度も自殺を繰り返していた。
    ある日運ばれた病院で医師に『生きる権利』を放棄する書類を渡される。

    『これで楽になれる』そう思って眠りについた彼が目を覚ますと
    そこは見知らぬ島。周りには同じ自殺常習者達。
    そして立て札にはこう 書かれていた。

    『あなた方は日本国のあらゆる権利を有さず義務を負わない。』
    そこはこう呼ばれる

    『自殺島』

    *感想*
    世界でも有数の自殺大国である自国、日本。
    これだけ豊かな暮らしと環境下であるにも関わらず
    「年間自殺者3万人超 10年連続」という記録がある。

    また未遂者は既遂者の10倍といわれ毎年30万人(一日1000人)
    もの人たちが自殺を図っているという試算になる。

    このデータからも私達にとって自殺はとても身近な存在なのだ。
    しかし自殺志願を解決する方法を私達は知らない。

    「死にたいやつは勝手にどーぞ」
    この一言で済ませてしまう人もいるだろう。

    しかし自殺はもはや当人だけの問題ではない。

    【自殺による深刻な影響 国内で毎年200万人】
    自殺者、あるいは自殺未遂者に対して
    その周囲にいる5~6人以上が深刻な心理的影響を受けると言われています。

    未遂を含めた自殺者数が年間30万人いるということは
    日本では毎年200万人を超える人たちが自殺による深刻な影響を受けている。

    少し話は逸れたが
    「自殺島」では自殺志願者達のみが暮らす島で
    自殺志願者は必死に生きようとする。
    もちろん食料もインフラ設備のない島でだ。

    生活環境は東京にいた頃よりも明らかに悪い。
    しかしそこでこそ生きる希望を見出す主人公達。

    このことからも自殺志願の理由の多くは経済的事情よりも
    精神的疾病や対人環境にあることが示唆される。

    自殺という選択肢がポップに転がっていることも問題だが
    周囲の人間が「自殺」ではなく「環境を一転させる」という選択肢を与えないことが
    最も問題である。

    ゼロから新たな環境を手にすることで肉体的自殺は防げると私は論ずる。

    現状の精神的な改革によって
    死ではなく、無でもなく、空になることで
    人は生きれる。

    実はそれが精神的疾病患者に対する最良の行動療法ではないかと考える。

    というわけで
    「GWも終わったし~楽しい予定もないので~
    そろそろ自殺でもしよーかな~」
    とポップに考えていたそこの貴方。

    死んだと思って一回読んでみよう。

    人は何かの為に生きてなかったりもする。

  • なんだか話が別のベクトルに向かってきました。

    自殺をしたいと思っていた筈の主人公が生きる為にどんどん前進していてちょっと吃驚。
    次の巻では、自殺島の別の顔がわかってきそうですが…。

  • 違う意味のサバイバルになりそうな3巻が気になる展開に!

  • この人の作品好きなんだけど。ホーリーランドも面白かったし。でも途中にある解説ちっくなのは要らない気がする…。

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著者プロフィール

東京都出身。代表作に『ホーリーランド』『自殺島』『デストロイ アンド レボリューション』など。

「2023年 『創世のタイガ(11)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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