まかない君 6 (ヤングアニマルコミックス)

著者 :
  • 白泉社
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本棚登録 : 52
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592161561

作品紹介・あらすじ

年上イトコ女子達が暮らす家に同居することになった浩平。手軽に美味しい料理を作れることから、一家(!?)の料理係を任されてきた彼の日々は…!? 最後まで、身近な食材や旬の味覚に一工夫したレシピ盛りだくさんでお届けする完結巻!
2018年4月刊。

感想・レビュー・書評

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  • ラストカット!あとがきに載ってるカットの件のことを!

  • ごちそうさまです
    全六巻ではありますが、結構、良い感じに腹と心に溜まって、幸せです
    ある意味、この『まかない君』は食漫画として正道を、マイペースに進んでいたように思えます
    良い意味で質が変わらず、ストーリーのパターンが同じだったので、実に読みやすく、食欲も適度に刺激されました
    浩平と弥生が台所に立つ→浩平が調理し、弥生がつまみ食い→食卓を三姉妹と一緒に囲んで食べる、この1パターンでも読み手を飽きさせなかったのは、浩平が作る料理が美味しそうだったからでしょう
    基本があり、そこへ大胆なようでいて、挑戦しすぎていないアレンジが加えられる事で、三姉妹の舌を唸らせていました
    材料も、近場のスーパーで買える物ばかり、調理法も分かりやすく説明されていたので、作ろうと思えば作れるレシピだったのも嬉しかったです
    また、食事中のトークも、スパイシーと言うか、ちょっとしたポイズンが効いていて楽しめました
    嘘って表現するとマイナスイメージかも知れませんが、こうも、アドリブで作り話が組み立てられるのは、正直、憧れます
    西川先生の言葉戯びのセンスは、西尾維新先生や一篠マサヒデ先生のそれに近いのかも知れません
    また、各回のタイトルもセンスが光っており、西川先生への評価が上がります。まぁ、もしかすると、西川先生ではなく、担当さんがいつも考えている可能性もありますけども
    何より、この『まかない君』を一つ上の食漫画にしていた点は、浩平と弥生の微妙な距離感でしょう
    従兄妹の割には近いけれど、恋人って雰囲気ではなく、むしろ、家族ってとこまで進んじゃっている感じで、一緒に台所に立ってるんですから、傍目から見てりゃ、ニマニマが止まらなくなっちゃいますって
    あとがきで、二人が三人になっていたので、もう、ほんと、嬉しかったです
    きっと、弥生に淡い恋心を秘めていた、ひとみちゃんは辛さや悲しみより、弥生が幸せそうなことに嬉しくなったんでしょうね
    きっと、彼女にも良いパートナーが出来たに違いない!!
    全体的に大満足で、殿堂入り寸前まで迫った、良い食漫画ではありますが、一つ心残りがありますね
    それは、ドラマ化しなかった事ですよ
    私的にクオリティは、馬田イスケ先生や『紺田照の合法レシピ』や、藤栄道彦先生の『最後のレストラン』にも負けてなかったと思うんですけど、ドラマ化の壁は一介の漫画読みが思っているよりも厚く、もしくは高いようです
    あと、あえて言うならですが、作中で浩平がしているエプロン、これは実際に作って欲しかったですね
    完結巻なら、抽選で一名様にプレゼント、これくらいしても良かったのではないでしょうか、ヤングアニマル編集部さん
    次回作は何が読みたいですか、と聞かれる機会があるのなら、人間と人外の恋物語をリクエストしたいですね
    西川先生なら、エッジの効いたラブコメを描いてくれそうです。甘さで、読み手が油断しているトコに、ガブッと咬み付いてくるような作品にするんでしょうね
    この(6)も、既刊同様にお腹が空いてくる話ばかりでしたが、個人的な食嗜好でお勧めを選んで構わないなら、第50話「新世界より」のピーマンの肉詰めです。中の肉種にラム肉を使っている点が、実に興味深いじゃないですか
    あとは、第51話「ドメスティック・レイン」のうーめん、第52話「うろこの顔」のフィッシュヘッドカレーや、第53話「Don’t scare me」の魯肉飯も涎が出ました
    この台詞を引用に選んだのは、もう理屈抜きで、ハートをガードごとぶち抜かれてしまったので。弥生ちゃん、浩平の男心を的確に衝く、無自覚な悪女だったか。これを先に言われちゃ、男として責任を取らない訳にはいかないよな

  • ダレて来始めたあたりで完。
    最後までおいしそうだった。
    人間関係は何一つ進展せず(作中では)。

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