- Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592183853
感想・レビュー・書評
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SF、学園モノ、ファンタジー、BLといろいろあって、さらっと読める読み切り集。印象と余韻は少ないけど、忙しくてもマンガ読みたい時に読み切りはちょうどいい。
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津田雅美の「ノスタルジア」は、短編集です。そして、どの話も極めて良い!!!! いや、天才ですね、この人。特に殺人アンドロイドが更正する表題作「ノスタルジア」と「な忘れそ」は私のツボ!!! ボロボロ泣きましたよ。この人、基本的にBLは描かないのですが、「な忘れそ」の昔のJUNE的な話には、心を鷲掴みにされました。そうだよ、私はこういうのがずっと読みたかったのよ~~~~っっ! 描いてくれて、ありがとう!! 素晴らしい。
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カレカノからのファンで、津田雅美が同性愛ものを描いてると知って購入。短編集のなかで一番異端で印象的だったのは「な忘れそ」。萩尾望都の影響がつよくみられ、透明感のある雰囲気がとても良かった。展開がコテコテすぎる所が少し気になったが、絵が繊細で引き込まれた。
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最初のノスタルジアの巻に出てくる摂はカレカノの有馬ではないのか…?と思ってしまいました。カレカノの話が絡むことを期待してたので余計に。
やはり津田さんはストーリー構成が上手いです。 -
「カレカノ」の津田雅美さんの短編集。
個人的には、私は津田作品は短編が好きです。
特に初期作品、勢いと鋭さと痛みがあっていいなぁ。
表題作「ノスタルジア」もよかったけど、「赤い実」「な忘れそ」もいい!
「な忘れそ」は、何気にBL(と言っていいのかどうかは微妙)なのですが、これがまた、切なくて読ませるなあ・・・と。
たまに読みたくなって、なんとなく読み返してしまう作品。
初期の短編集、いくつか絶版になっているようですが、他のものももう一度読みたいなあ。文庫化してくれないかなぁ。 -
津田先生の描く“人間の奥底”が好きな人にはたまらない一冊だと思う。
個人的に一番好きな作品は[な忘れそ]
同性だからこそ相手と同じ目線で同じ景色が見られる。
その場所で気持ちが近づいたのに、どうにもならないことのせいで二人の間に差ができてしまう。
同性同士であるが故に守られる立場になる悔しさ、それでも生まれる悦びへの戸惑い。
一見複雑そうな想いは、幼い頃に些細なことで掛け違えたボタン。
紐解いていけば、きっとシンプルな理由。
現在は思い出せなくても、二人には「これから」がある。
とても希望の持てる終わり方だと思った。 -
より「な忘れそ」。私はこればっかり読み返してます。とにかく切なくて良い。淡々と進むなかで、隠しきれない恋情が表れたりするところなんか、胸がきゅっと痛む。少年同士の愛ではあるけど、敬遠せずにどうぞ! ほかの話も、わりとBLチックではあるかな……。私は大好きです!
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個人的に、「な忘れそ」が好きです。少女誌で同性愛を書いてくるとは思わなかった。けど、いい。淡々と、進んでいきます。
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津田さんの真骨頂
でも真剣な話の次にギャグ要素が入ってくるんじゃないかとビクビクする