- Amazon.co.jp ・マンガ (166ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592184034
感想・レビュー・書評
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名作として今も愛されている理由が全巻読んでわかりました。始まりから終わりまで、ずっと優しくてあたたかい話でした。少女漫画にしては残酷な描写も結構あるんだけど、それでも根っこにある作者さんの価値観?というか、人間の描写の仕方というか、そういうものがとにかく優しかったように思う。作者さんは性善説なのかなあ、とぼんやり思った。
透と夾の心が通い合っていく過程がとても丁寧で、夾くんの不器用な優しさに男の人として惹かれていく透に感情移入しながら読めた。初期の方の看病のシーン良すぎる。
誰かのそばにいたいと願うことは物凄く我儘で自分勝手なことだけどそれでも他人を求めずにはいられない、1人では生きていけない。それはモノノ怪に取り憑かれた特別な人間でも同じ。
透がお母さんを忘れてそれ以上に大切な人ができてしまうことを恐れる気持ちがとても痛かった。失う辛さを知っている透が失いたくないと思えた相手が夾くんでよかった。
メインの3人以外だと紅葉くんにはちゃめちゃに泣かされました。紅葉くんが最後まで透に自分の想いを伝えなかったの、紅葉くんらしいけどとても切なかった。相手に気付かれなくても、報われなくても、それでも良いと思える旅人の話をしていた紅葉くんだからこそなのかなー…と。
映画楽しみだー。
透と夾の未来に幸あれ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小学生の頃から読んでいた漫画。
昔は前半のどたばたコメディの雰囲気が面白くて、後半になるにつれてシリアスになるのが嫌だったけど、
大人になって読み返すと後半の陰の部分に強く惹きこまれていくようになった。
優しい言葉の一つひとつに泣きそうになる。
不器用な夾がだんだん優しくなるのがいい。愛おしい気持ちになるラストが好き。
もう一回読みなおしたいな。 -
何度でも読み返したくなる。
2、3年に1度は全巻読み直している、大好きな作品です。
人間は醜いところもあって、弱いところもあって、でもそれに気づいて一緒にいてくれる人もいるんだと。心が洗われる作品です。 -
何度助けられたかわかりません。
この漫画に出逢えたこと、そして高屋先生に心から感謝を。 -
すっごい間空けて読んだけど、十二支とかはなちゃんうおちゃんとか結構覚えてるものだなぁ
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猫含む十二支全員の呪いが解けた後の話。慊人は、紫呉からもらった振り袖を来てみんなの前に現れ、「ありがとう」と告げた。たぶん、紫呉と旅に出るところで、最後になったかもしれない。自由になった草摩の人たちは、新たな道を歩み始め、透も最終的には、夾と結ばれた。感動的な最後だった。
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夾くんが着物をきて透と並んで歩いてるとこに号泣した
道場継いだってことじゃん…