- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592216001
作品紹介・あらすじ
「妹さん、かわいいな」壁ごしに始まった恋。ついに西野さんに壁のことが知られてしまう!? 1・2年生合同の修学旅行で、加賀くんがとった行動とは…!? ウブ恋の行方は──…。壁ごし&つつ抜けLOVE、堂々完結!!
2018年11月刊
感想・レビュー・書評
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ピータン男ってどういう意味?
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気になっていたのですが、一気に全巻を読ませていただきました。
面白かったです。
嫌味がないのに女子力の高い主人公。
そして唯我独尊、カリスマなお兄さん。
なんといってもお兄さんの素敵さはよかったので、その日陰に埋もれる彼は可愛かったです。
全体的に暖かい作品でした。王道少女漫画。良いです。
でも、最後一ひねりしてほしかった。終わった感がなく、続く感じで終わったので、しっくりはしてないです。 -
ん~、さんざん悩んで引っ張ってたわりには、壁越し筒抜け、は特になんの波乱にもならず。
てか、この二人の性格なら、そうだよね。ホントにまっとうでマトモで素直で優しいカップルで、癒されました。周りがクセ強い脇ばかりで、それで話が転がってたなぁ。 -
"「感謝してるんだ さっきの話だって…
『ちゃんと伝える事』だって 全部
今まで 七瀬さんがしてきてくれた事だから
俺…ずっと情けないことばっかり言ってた気がする
妹さんだからって理由で 雪紘に相談がてらぽんぽん弱音投げつけて…
けど その情けない弱音をさ…
七瀬さん 取りこぼさないように大事に受けとめて
俺のところまで来てくれてたんだなって…
初めから 『伝えよう』としてくれてたのは
七瀬さんの方だったんだよ」"
完結。
壁越しに始まって壁越しに終わる。綺麗にまとまってて良かった。
秋ちゃん……!秋ちゃんのおかげ(おかげ???)で話が進んだり壁が薄いのがバレちゃったりそれでも憎めないのがほんと良い。
加賀くんの公園に着いて質問ぜめにしてるときの表情が好き。 -
これで完。
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最終巻。
加賀との事故をきっかけに遠距離恋愛が不安になった西野。
不安になった事が問題じゃなくて、不安な事を言えない事が問題ってことを2人が気付いて歩み寄れたのが良かった。
色々あったけど最後はふわっと終わった感じがしました。
まいと西野のラブラブ感は結局初々しいままだし、兄と西野妹の関係も特に発展はせず、加賀の告白も言って満足というか、まいに対して影響があんまなかったので盛り上がりに欠けるような。
でも最後まで面白く読めたので、次回作も読んでみたいとは思いました。 -
遂に最終巻か~。長かったような短かったような
前回のラスト、事故によってまいにキスしてしまった樹。もしかしたらまいを諦められる分岐路に立ちかけていたかもしれないというのに残酷なことをするもんだと思ったけど、最終巻はやっぱり少しだけ残酷な展開へ
キスする二人を目前にしてしまった西野は動揺。そういった場面を見てしまったら嫉妬するなど当然の反応なのに、人の良い西野はその場では自分を押さえつけてしまう。かといって納得することは出来ずこのまま恋人としてやっていけるのだろうかと不安になってしまう。あの声が丸聞こえの部屋でその反応は駄目でしょうに
だからこそ、この後の場面で秋がやらかして西野に壁薄くて話し声筒抜けの件をばらしてしまったのはナイスアシストだった
これまでの事情を理解した西野はすぐフォローへ。西野ってへこたれる時は本当に情けなくへこたれてしまうのだけど、その酷さを挽回するほど決めるべきシーンはビシッと決めてくれるのだから堪らない
もう一方の事故の当事者である樹は最後の足掻きへ
……何と言うか、トレードマークの眼鏡を外して「壮太さんに似てますか?」と発言した瞬間に樹の負けを確信してしまったよ
その後のアクセサリーをすぐに返さない点も含めて、最終巻における樹の迷走っぷりは読んでいるこちらが悲しくなるほど
この最終巻って西野とまいが一緒にいるシーンが少なくて、むしろ修学旅行における樹との絡みの方が多いような印象を受ける。
それはきっと既に絆を確立している西野とまいにフォーカスするよりも樹の想いをきちんと終わらさせてあげつつ、前巻から西野が抱えていた離れても自分たちはちゃんと付き合っていくことが出来るんだろうかという悩みが問題ないものだと描くのが目的だったのかなと思えた
ラストシーンは壁の薄さを利用して、西野が面と向かっては言いにくい率直な思いを伝えた上で同じ部屋へ
第一話において、壁の薄さによって相手の思いを意図せず知ってしまった始まり方から始まる物語としては極上の終わり方だったんじゃなかろうか