- Amazon.co.jp ・マンガ (180ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592228066
作品紹介・あらすじ
“今すぐ消えてしまいたい"――
小6の夏休み、父親から家を出るように言われた怜央は、再婚した母を頼り義理の兄と初めて対面することになる。
彼の前に現れたのは、変人美大生・透介。
自由奔放な透介に振り回されつつもスタートした毎日の中で、怜央は…?
不器用な二人が紡ぐ、やさしいファミリーライフ。
2020年12月刊
感想・レビュー・書評
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親に捨てられたこどもが居場所を見つける話。
最後の母親との会話が良かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
父親の浮気で離婚して父子家庭に育ち、「迷惑かけないよう自立しなきゃ」と思い可愛げのない言動をしてしまう子の話。
「迷惑かけないようにしなきゃ」と思ってしまう子供心が切ない。
父親のデリカシーの無さもあるけど、なかなかその場で相手が喜ぶベストな行動は取れないですよ。
小学生だし。
後から「ああすれば良かったんだな」とか思えるところが、レオの大人びたところなんだと思いました。
透介が女性に見えて仕方ない。
レオを預かることをどう思ってるんだろう。 -
大人の厄介にならないために構えてきた怜央と、子供っぽさから抜け出せない義兄の透介。ふとしたことから共に暮らすことになったふたりは、戸惑いながらもお互いの存在感をしっかり受け止めていく…。ひとり突っ張ってきた怜央が、徐々に自分の心に向き合っていく様が優しく切ない。透介の事情はこれから描かれていきそうだけれど、あちこちに「将来の不幸」を感じさせる雰囲気が漂っているのが気になります。ふたりとも幸せになってほしいな。