- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592733133
作品紹介・あらすじ
絶品の山菜料理、りんごケーキ、手作り石けん、自分流の年越しなど。
12ヶ月に沿って、季節を愛おしみ、旬を味わう暮らしを、等身大に綴る小川糸の歳時記エッセイ。
心ゆたかに暮らす知恵が詰まった1冊です。
糸さんの季節を楽しむ料理のレシピ付き。
2023年4月刊
感想・レビュー・書評
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小川糸さんの小説では、いつも食べ物のシーンが丁寧に描かれている。「ライオンのおやつ」、「食堂かたつむり」などなど。豪華ではないが、天然の材料を人が丁寧に料理する様子に自然と食欲がわいてくる。
エッセーなのですらすらと読めて、まるで古典を読んでいるかのよう、暦をめくるように進む読書体験だった。 -
糸さんの丁寧な暮らしぶりが伝わってきた。
その土地の季節のものを頂くことが、何よりのご馳走だなと最近思う。
「足し算の料理より、引き算の料理の方が、遥かに心身に染みる」にも同感。
料理に限らず、「引き算」の暮らしに惹かれるようになってきたなぁ。 -
1年間の生活を月毎に綴ったエッセイ。
お料理が大好き、夏には麻の着物を着る。
そして、山菜を採りに故郷の山形へ行く。
毎日の生活をとても丁寧に、そして日本の四季に合わせた暮らしぶりはとても素敵。
梅干し、味噌、石けん、などなど、多くを手作りしていらっしゃる。
今のところ、なかなか真似できそうにはないが、レシピにあった『芋煮』と『コーヒーゼリー』作ってみよう!
穏やかな読書時間となった作品でした。 -
小川糸さんの本を読むと丁寧な暮らしとはこういうことなのかなぁと思います。
憧れます。
載っていたりんごのケーキなど作ってみたいです。 -
読み終わって、
いつもなら紙箱からスルーとだして銀紙を剥いてパックと食べていた一口羊羮を、
青磁の皿とクロモジを用意して
お茶をたてて
「うーん。夜の梅、美味しゅうございます。」
などと呟いて。笑いました。
手間を惜しまず、美しい所作でと、糸先生の前では良い子になります。
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行きたい場所がまた増えた。
出羽屋、ぜひ春の山菜料理をいただきに行きたいものだ。
1年の暦に沿った丁寧な暮らしを綴る一冊。
小川糸さんの文書の優しさは、食事の大切さ、食へ向き合う優しさと同じものを感じる。サラッと読めてしまうが何度も手に取って読みたくなる一冊。 -
こんなふうに丁寧に暮らせたら…が詰まり過ぎてる本。そして出羽屋に行きたくなってすぐさま調べたのはわたしだけではないはず…!!山菜食べたい
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ゆったりと心地よい一年を過ごすことが、どれだけ幸せに生きることなのかと改めて感じます。
糸さんの年間での恒例行事もあれば、新しく発見することもあり、日々ご機嫌にかつ新鮮な気持ちで私もいたいなと思いました。
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美しい文章で綴られる日本の四季と山菜料理、成功者だけが語ることができる優雅な生活、憧れるが一般庶民には無理かな。