- Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592831167
作品紹介・あらすじ
見目麗しい姫君の野朱。ある老婆との出会いをきっかけに老女へと変貌を遂げてしまう。自身の外見の魅力をよすがに生きてきた女が見た、その後の世界とは……。女の業と幸せを描いた、新感覚時代小説。
2015年7月刊。
感想・レビュー・書評
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ううーん、微妙かなぁ…
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面白かった。
何不自由なく育てられた野朱が全てを失い、その日を行く抜く術も知らずさまよう。
哀れすぎて、読み進むのが辛かった。十二国記の陽子よりひどい。
そんな中で生きる意味、幸せを感じさせる物語だっただった。 -
読みやすいけれど、しっかりストーリーがあって良かった。
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若さ・美貌・血筋とすべてそろった少女が、一夜しにして老女になってしまう。姥皮がぬげ乙女の姿にもどるのは望月の夜だけ。すべてを失って生きてく気力さえなくしそうになった少女・野朱のお話。
淡々とした幻想的な雰囲気のなか、静かに物語が進んでいく。とてもきれいなお話だと思った。空知らぬ雪ってすてきだな。 -
新聞で見て気になっていた作品。YA作品として紹介されていたけど、歴史…というか幻想小説。
言葉遣いや漢字が普段読むものと全然違うので難しかったです。
物語を盛り上げる大きなうねりのようなものはなく、話にのめり込んで先が気になって読み進める作品ではないです。
むしろ、霧に浮かぶ安土の城や、王や若者や、クライマックスの桜の雪…情景がとても美しくファンタスティックで、私も幻を見ているようなぼうっとした感覚になりました。
後半は同じ場面でも視点が何度も切り替わり、多少の読みづらさを感じました。
少女の成長物語が主軸となるお話を期待していたのでちょっと違う気がしましたが、とても美しい読後感には満足しています。 -
美しい少女が呪いで老婆の姿になる。生まれの良さと美貌で何不自由なく生きてきた少女が、どうやって生きていくのか。時代小説。言い回しが子どもには難しいかも。大人向けかな。
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典型的な世間知らずなお姫様ヒロインが、最終的に母になるという冒険譚。そこそこ面白くて、読みやすい。ただ、テンポはいいのだが、盛り上がる部分があるわけでもなく、淡々とお話が進む所為でいまいち物語にのめり込む事が出来なかった。
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美とはなにか
信長かかっこいい