- Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
- / ISBN・EAN: 9784592850298
感想・レビュー・書評
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沙野センセの作品ではシリーズものが読み応えがあって好きなのですが、折々に読み返してしまうのがこれ。
舞台は昭和初期の離島。受け継がれる因習に翻弄される幼馴染み同士の話です。
ストーリーはかなりエロスなのに、美麗でストイックな高階絵師のイラストなのも心惹かれます。
そうなんです。かなりエロ要素が濃厚なのです。男巫女!それだけで広がる妄想…その期待を裏切らない品質プラス、辻褄の合う筋運びが満足感を高めてくれます。
まっさらDTの水哉は、「おしるし」の出現で巫女にまつりあげられてしまいます。それだけでも狼狽しているのに、海神が憑依して巫女と神事(H)を行う相手の「輝血」は、昔から大好きだった憧れの戎滋だということを知りさらに驚愕するのです。
何といっても神事である色事指南のくだりに萌え。王道調教テイストだそうで、それにレトロな味付けが加えられていてエロ。下帯、袴、ふたつ袋…赤面。調教と言っても、二人の間には口には出さなくても愛情がちゃんとあるのがまたいいのです。
女装に触手に憑依と、一筋縄ではいかないプレイがてんこ盛り。他の作品なら食傷気味になるところなのに、それがきちんとストーリーの納得いく箇所にはめ込まれているので、そういうエロがあることで、より話に迫力が出てるところにセンセのお手並みの素晴らしさを感じさせます。
鬼灯が、何だかすごく卑猥なものに感じられるようになってしまったのはこの作品のせいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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巫女ものはどうやら私は好きらしいです。というか、挿絵のほとんどがあのシーンというのが印象的でした。いや、いいんですけどね。
でも、設定と話の深さがあって、読み応えがある素敵小説でした。 -
姉の許婚・戎滋への想いを断つために水哉は故郷の島を飛び出した。水哉の下腹に、輝血様と海神に捧げる神事をおこなう巫女のおしるし・鬼灯型のあざが現れる。輝血様となったのは、なんと戎滋だった…!? 2008年7月刊。
(出版社より) -
とにかく、巫女さんは可愛い人だと思わない。
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☆4.5
沙野さん2冊目
読み応えあって面白かったし、設定・世界観がツボ!!
離島の神事ファンタジー
島の古い風習とか、こういう雰囲気だいすきです
続きがどうなるのか気になって、最後まで楽しく読めました
受けが純粋で一途な所とか、攻めが受けを好きだけどだからこそ憎いっていう葛藤が良かった -
設定、ストーリー、H、どれもが読み手をしっかりと楽しませてくれる作品でした。あちこちに散りばめられてる謎が、終盤、次々と明かされていき、そのどれもが納得できるものなので見事でした。私、オヤジ萌えなので、何気に海神が気になります。
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素直この作家さん文章力高いと思った。
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美味しくてお腹一杯になりました。触手がとても良かったです。触手のイボが中で潰れて潤滑油に…というのが好みです。焼印のような「おしるし」にも萌えました。