2.14事件: 育生・国立2 (花丸ノベルズ)

著者 :
  • 白泉社
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592861003

感想・レビュー・書評

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  •  前作を読んだのがもう、ずいぶん先なので記憶が薄れたまま読み始めましたが、なんとかなったかな? という感じ。
     前作では、無理矢理やられてしまった育生ちゃんでしたが、今作では気がつけば随分ラブラブになっていてびっくり! 育生ちゃんがちゃんと国立先輩に焼きもち焼いてるよ! って感じだったんですが。
     最後、こんなラブラブな感じに終わってたっけ? と、思わず記憶を辿ってしまいましたが、定かではありませんでした。

     今回の話は、「フラワーコーポレーション」と表題作「2.14事件」、そして別の人たちの話である「jinx」の2つでした。
    「フラワーコーポレーション」は幽霊話。
     あんまりラブラブ、とかではなく多分、ただ単に……ギャグ? になるのかしら?
     実は季節外れに現れる幽霊が毎年持ち去って行く物は……? というような話でした。
     それから、「2.14事件」。こちらは打って変わってシリアスな話。
     育生に対して、ガラスの破片入りのチョコが贈られてきたり、靴に画鋲が入ってたり……などなど。
     しかも、どうやらそれには国立先輩の過去が関係しているようで……というような話でした。
     国立先輩の過去に関しては少々現実感がないような気もしますが、まぁ、それはそれで。
     そのことが原因で焼きもちを焼いてしまった育生ちゃんと国立先輩の関係が少しぎくしゃくしてしまうけど、最後には仲直り♪ というような話でした。
     そして、最後の「jinx」は非BLになるのかな?? 進路の決定を間近に控えた3年生のお話でした。
     別に特に、BLだという感じはありませんでした。

     シリアスな2つ目の話は好きですが、全体的にはちょっとギャグっぽいのかな? 恋愛じゃないところも「書きたい」という作者さんの気持ちが伝わってくるような話でした。

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