無垢な花嫁 (白泉社花丸文庫 つ 2-13)

著者 : 月上ひなこ

• 白泉社 (2006年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[boyslovebookさんの感想 · 2010年6月6日]

タイトル：無垢な花嫁
著者名：月上ひなこ
イラスト：佐々成美

■Story■
生まれた時から屋敷を一歩も出ることなく、
花嫁になるためだけに密かに育てられてきた紫乃は、
約束の十六歳を迎え、花婿の咲神慎一郎と初めて顔を合わせる。
人形のように愛らしく無垢で従順な紫乃はまさに理想の花嫁だったが、
慎一郎には厄介な存在でしかなかった。
紫乃は男なのに女として育てられ、
ただの後見人でしかない慎一郎の花嫁になれると信じて疑いもしない。
慎一郎は真実を告げる気だったが、紫乃は無邪気に初夜の準備を始めて…。

■感想■
読めば読むほど、イライラする内容。
外界に接したこともなく、ましてや従順になるように
育てられているからだろうが、
発言する言葉一つ一つに、本当！イライラする。
自分を慕って一生懸命にする行動に慎一郎は「キュン」となったのだろうが、
おいおい…16歳になったばかりの、脳みそはお子様な奴に手を出すのは
30歳過ぎのオヤジのするこじゃないだろう！
はぁ～現代版、紫の上なんだろうけど…頭の痛くなる作品だ。

[yayayaさんの感想 · 2007年7月9日]

久々にまったく私の好みに合わない作品を読んでしまいました。男の子だとわかっていながら「花嫁」にするように育ててきた「ばあや」的な人が攻めキャラに男だけど花嫁になさいませ、などとお薦めする展開と、自分は花嫁になるんだと信じて疑わない受けにオイオイッ、とひとりツッコミでした。
正直、イラスト買いだったので私の自業自得です。佐々成美さんがイラストじゃなかったら絶対買ってなかったはずだから。

[ヨシリンさんの感想 · 2007年7月6日]

佐々成美さんの挿絵のイメージ通りのお話です