- Amazon.co.jp ・本 (431ページ)
- / ISBN・EAN: 9784593100736
作品紹介・あらすじ
この世界は、一体何なのか。灯子は重傷を負った照三と首都へ到着し、かなたの家族を探しはじめる。煌四は炉六の狩りに同行し、森で見てはならないものを目にする。謎めいた笑みを浮かべる油百七。煌四の前から、突如姿を消す緋名子。願い文をたずさえ、神宮を目指す明楽。それをはばむ神族ひばりが、愛おしげに口にする〈揺るる火〉とは?灯子と煌四が出会うとき、首都の奥深く隠されていた秘密があらわになる。そして、いよいよ〈蜘蛛〉の侵攻がせまる…!
感想・レビュー・書評
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シリーズ2作目。どんどんダークに、より児童文学から離れている…。
思ったよりも早く2人が出会い、中ボス(多分)との戦いへ。
首都で知ったさらなる世界の闇(木々人)との出会い、かなたとの別れ。
緋名子の変化…。なにが起こっているのだろう。
早く続きがよみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
26:みな身を投げ出して誰かを助けようとしていて、けれどもそれぞれの手は小さすぎる。打ちひしがれる子どもたちに困難は次々に襲いかかってきて、とてもつらいのだけど、だからこそ奇跡による終結ではなく、灯子や煌四の歩みや行動が報われる未来であってほしい。
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人類の最終戦争の後、
神族は人形に似せた機械を作り、その中へ自然の火を封じ込めて空へ浮かべた。
人工衛星のようなものだろうか。
しかしそれは、人類に見切りをつけるかのようにいつしか軌道を逸れ虚空へ消えてしまった。
それが千年彗星〈揺るる火〉として帰還するという噂がまことしやかに帝都でも囁かれるようになる。
炎を身に宿す炎魔。
植物とうまく融合できず「試作品」だと打ち捨てられた木々人。
その身を自然発火する病原体に冒された人びと。
天然の火を携えて、侵攻してくる〈蜘蛛〉。
この物語はまだ序盤。わからないことだらけだ。
着地点も全体像も見えないからこそ、
本のこちら側にいるはずの私も、灯子や煌四たちと変わらず、不安ばかりが押し寄せる。
救いがなくて、
それでも前を向いて自分の信じる道を進むしかない感じは十二国記を彷彿とさせる。
読み手にも体力を要求してくる作品です。
児童書………児童書か、これ?
映画だったら15Rくらいはついちゃうかも。(それはい言いすぎ?) -
待望の2巻!続きはどうなるの?!こんなに必死に読み耽るファンタジーは久しぶりです。本当に面白いからみんな読んで!
ところで3巻の発売予定はいつなんでしょうか…待ち遠しすぎて悶絶しそうです。 -
世界観が重いので、すんなりとは読めないけれど、人が生きる為に日々犠牲にし続けているものってなんだろうなぁ……と思ってしまいました。
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相変わらず世界が暗くて読むのが辛い。
主人公サイドの力のなさが、また辛い。
犬がけなげで賢く可愛いが、そこもまた辛い。 -
すごい展開ですすんでいく。
挿絵があるのがまたすごくいい。
ゆっくりじっくり読みたいけど、先が知りたいから思わず読み焦ってしまう。
まだまだ分からない伏線がたくさん! -
今ひとつ乗れず。
同ジャンルの上橋菜穂子作品のリーダビリティとどうしても比べちゃう
頑張って読んでいきます。 -
灯子側のお話と煌四側のお話が交互に
進んでいく2巻。
どちらも気になるところで区切るから
気になって仕方ない笑
木々人や炎魔の秘密も明かされて
悲しい気持ちになりました。
重要なシーンまで進んだ今回の巻。
個人的に推しの明楽がたくさん活躍してくれるのでますます推せます笑