- Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
- / ISBN・EAN: 9784593101337
作品紹介・あらすじ
エヴィー は動物が大好きな11歳。犬やネコはもちろん、ヘビもトカゲもゴキブリも、どんな動物だって好きなんだ。動物とその環境を守るためにいつも調べていて、とってもくわしい。でも、エヴィーにはもっととくべつなひみつがあった。動物と話ができるのだ。パパから禁じられて、この力のことはだれにも話せなかったけれど、あるとき動物園でライオンのおりに入ってしまった男の子を助けたことから、「ライオンと話せる少女」として有名になってしまう。それどころか、ある男にねらわれることになって――動物たちがたくさん登場する、ユーモラスでちょっとドキドキな物語。小学校4年生以上〜。
感想・レビュー・書評
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エヴィーは動物と話せるという特別なチカラを持っている。でも、その力は使ってはダメ、人に知られてもダメだとパパから言われていた。こっそり動物たちと話していたエヴィーだったが、学校で飼っているウサギを逃がしたことから、力を使ってることが父さんにバレてしまった。父さんはなぜ力を使ってはいけないのか、エヴィーに秘密にしていたことを語りだした……。
つくづく、マット・ヘイグの作品の幅の広さには感心させられる。動物と話せる少女の話だけれど、動物に関する豆知識も多いので、ノンフィクション系が好きな子どもも楽しめるだろう。もちろん動物と話せるという設定は突飛ではあるが、命と命がつながりあって大きなエネルギーになっているという部分は面白いと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とあるきっかけでマット・ヘイグの小説を読んでみようと図書館に行ったのだが、その時、すぐに借りることができたのは児童文学だけだった。動物と話すことができる少女の話。住んでいる街がロフティングなのは、ドリトル先生の作者名からとったのだろうか。ドリトル先生と違って、生来の才能ギフトの力だし、それを悪用されないためにも隠さないといけない。動物たちの訴えを聞いて辛くなるところ、ドリトル先生がペットショップに行きたがらないところと似ている。とは言っても、絶滅危惧種の問題などに触れているところは、やはり現代の児童文学だと思った。
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娘のためにこんな素敵なお話が書けるって
どんなお父さんなん??
いいな〜〜〜