エヴィーのひみつと消えた動物たち

  • ほるぷ出版
3.43
  • (5)
  • (4)
  • (8)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 117
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593101337

作品紹介・あらすじ

エヴィー は動物が大好きな11歳。犬やネコはもちろん、ヘビもトカゲもゴキブリも、どんな動物だって好きなんだ。動物とその環境を守るためにいつも調べていて、とってもくわしい。でも、エヴィーにはもっととくべつなひみつがあった。動物と話ができるのだ。パパから禁じられて、この力のことはだれにも話せなかったけれど、あるとき動物園でライオンのおりに入ってしまった男の子を助けたことから、「ライオンと話せる少女」として有名になってしまう。それどころか、ある男にねらわれることになって――動物たちがたくさん登場する、ユーモラスでちょっとドキドキな物語。小学校4年生以上〜。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • エヴィーは動物と話せるという特別なチカラを持っている。でも、その力は使ってはダメ、人に知られてもダメだとパパから言われていた。こっそり動物たちと話していたエヴィーだったが、学校で飼っているウサギを逃がしたことから、力を使ってることが父さんにバレてしまった。父さんはなぜ力を使ってはいけないのか、エヴィーに秘密にしていたことを語りだした……。

    つくづく、マット・ヘイグの作品の幅の広さには感心させられる。動物と話せる少女の話だけれど、動物に関する豆知識も多いので、ノンフィクション系が好きな子どもも楽しめるだろう。もちろん動物と話せるという設定は突飛ではあるが、命と命がつながりあって大きなエネルギーになっているという部分は面白いと思った。

  • とあるきっかけでマット・ヘイグの小説を読んでみようと図書館に行ったのだが、その時、すぐに借りることができたのは児童文学だけだった。動物と話すことができる少女の話。住んでいる街がロフティングなのは、ドリトル先生の作者名からとったのだろうか。ドリトル先生と違って、生来の才能ギフトの力だし、それを悪用されないためにも隠さないといけない。動物たちの訴えを聞いて辛くなるところ、ドリトル先生がペットショップに行きたがらないところと似ている。とは言っても、絶滅危惧種の問題などに触れているところは、やはり現代の児童文学だと思った。

  • 娘のためにこんな素敵なお話が書けるって
    どんなお父さんなん??
    いいな〜〜〜

  • エヴイーは動物たちの言葉がわかる女の子
    お父さんとおばあちゃんしかこの秘密を知らない
    お母さんはこの秘密のせいで命を落としたのだ

    モーティマーというもうひとり之動物たちの言葉がわかり操ることの出来る男が、動物たちを操り人間の世界を変えようと町にやってきた。
    次々に消える動物たち
    エヴイーは…。

    〇ストーリーの主軸をエヴイーともう一人登場人物の子どもたちの誰かに置くと、お話の方向が固まったかも
    〇型にはまった感が少しあった
    〇たくさんの動物たちとその特徴が出てくる

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

文●マット・ヘイグ イギリスの作家。大人向けの作品に、『今日から地球人』『♯生きていく理由 うつ抜けの道を、見つけよう』(早川書房)などがある。児童書作品で、ブルー・ピーター・ブック賞、ネスレ子どもの本賞金賞を受賞。息子に「ファーザー・クリスマスはどんな子どもだったの?」とたずねられ、『クリスマスとよばれた男の子』を執筆。続編は『クリスマスを救った女の子』『クリスマスをとりもどせ!』。この「クリスマスは世界を救う」シリーズ全3 卷は「クリスマス・ストーリーの新定番」としてイギリスで人気をよんでおり、そこに登場する妖精を主人公にした作品に『ほんとうのことしかいえない真実の妖精』がある(いずれも西村書店)。

「2021年 『ほんとうの友だちさがし 真実の妖精のおはなし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

マット・ヘイグの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×