ケルト神話 炎の戦士クーフリン[新版] (サトクリフ・コレクション)

  • ほるぷ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593101573

作品紹介・あらすじ

太陽神ルグとアルスターの姫デヒテラとのあいだに生まれたクーフリンは、赤枝戦士団のなかでも並ぶもののない、強くたくましい勇者に成長していく。ケルト神話の英雄の、その短く美しい命の輝きを、イギリス児童文学の異才サトクリフが描きだす。

感想・レビュー・書評

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  • クーフーリンが英雄然としていて格好良かったです。この本の中での彼の英雄譚が多くて選びきれませんが、エウェルと出会って求婚してからの関わり方は本当に愛し合ってて最高の夫婦関係だと思ったし、兄と慕っていたフェルディアとの戦いや息子の死、フェルグスが名誉のために敵になった時などは涙無しには読めませんでした。何度も登場するメーブ女王は復讐心と執念が深すぎて厄介な人物だなと思いました。クーフーリンの生まれ、少年時代、スカサハの元で修行したり、猛犬と呼ばれだしてからの活躍から最期まで本当に読み応えがあったし、著者のローズマリー・サトクリフさんが児童文学者だからなのか、翻訳家の灰島かりさんの訳し方が良いのか読みやすかったです。

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著者プロフィール

イギリスの児童文学者、小説家。幼いときの病がもとで歩行が不自由になる。自らの運命と向きあいながら、数多くの作品を書いた。『第九軍団のワシ』、『銀の枝』、『ともしびをかかげて』(59年カーネギー賞受賞)(以上、岩波書店)のローマン・ブリテン三部作で、歴史小説家としての地位を確立。数多くの長編、ラジオの脚本、イギリスの伝説の再話、自伝などがある。

「2020年 『夜明けの風[新版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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