- Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
- / ISBN・EAN: 9784593102068
作品紹介・あらすじ
ついに神宮に到達した明楽、灯子、煌四。犬たちと共に、この世界の命運を懸けて神族との戦いが始まる。激闘の末に、灯子たちを待ち受けるものは一体何なのか。この世界を滅ぼすことも存続させることもできるという〈揺るる火〉が、最後に下した決断は?そして、果たして「火狩りの王」は生まれるのかーー。シリーズ怒涛の完結編。
感想・レビュー・書評
-
これは…もやもやする。
3巻からの首都攻防戦から設定がごちゃごちゃして、わかりづらくなりました。
主人公ふたりのヒーロー感があまりないのにもかかわらず、主人公補正がかかった感じもあり…。神族の闇もようわからんかった。千年彗星が落ちるの早すぎたんじゃない??
もやもやが自分の読解力の貧弱さからくるのかと思っていろんな感想あさってしまったよ。きっとアニメーションのほうがわかりやすいとおもうので、アニメ化に期待ですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
やっぱり真の主人公は明楽さんだった。
炉六さんが好きだったなぁ……、あと狩り犬たちが健気で可愛い。
やっぱり大人たちが魅力的だと感じるのは、自分が少年少女から遠く離れてしまったからかしらね… -
悪いが全く面白いと思えなかった。
ふと、双六を思い浮かべてしまった。木々人に運ばれ3マス進む、神族に飛ばされ振出しに戻る。
相変わらず、グダグダ考えながら汚れた地を進む描写が長々と続く。あと、綺羅の髪や腕などに巻いた細布がひらひらする描写をしつこく繰り返す。1回で良い。
相変わらず文章がわかりづらい。風景や人物その他の描写がくどいのに全然伝わらない。
今その場に誰がいるのか、そもそも今は誰視点で進行しているのか、同じところを何度も読まねば入ってこない。
汚い、暗い。拙い。怒りすら覚えるレベル。
こんなのが文庫化したり外伝を出したりできるのが本当に信じられない。 -
うーん
なんだか最後は駆け足のような印象でした。
最後まで、火を、光を失った世界のままのようで、
あまり好みの物語ではありませんでした。
外伝も借りていたけれど、読むモチベーションも上がらず
返却期限が来てしまったため未読。 -
神々の力やら超人じみた力やら、段々世界観がわからなくなってしまった。兎にも角にも人がたくさん死にました。大変疲れる冒険でした。
-
第1巻を夢中に読み、その世界観に魅了され、早く続きを読みたいけれどすぐに読むのは勿体ない。まだこの世界に浸りたい。そう思わされ、休み休み少しずつ読みました。
火に近づくと体が燃えてしまう。そんな人体発火病原体に侵された人々が、黒い森におおわれた地で細々と暮らす世界。炎魔と呼ばれる獣を狩り、その体内から火を得る火狩りたち。火狩りに命を救われ、その形見の犬を首都へと返すために旅立つ灯子。火狩りの父が出奔し母を亡くし病弱の妹を抱えた煌四に、研究と引き換えに申し出される援助。
作り込まれた世界の中で、必死に生きようとするふたりを中心に物語は展開します。
決して楽しい物語ではありません。絶望に次ぐ絶望。でもその先にきっと希望はある。その希望にたどり着くまで、進むのをやめない。そんな登場人物たちの想いに突き動かされながら、読み進めていきました。
何のために前に進むのか。世界の平和のため? 恩義のため? 生きるための糧を得るため? いや、きっと自分のため。自分がどうしたいのか。それを見極めるために進む。進んだ先に自分のやりたいことや、やるべきことがあるから進む。混沌に巻き込まれ、為す術なく、でも諦めない。
絶望を描くためだけの絶望ではなく、希望につながるための絶望。だからこそ読みたい気持ちが高まったのです。
万事めでたしめでたしの終焉ではありません。これからもふたりは、そして他の人たちも険しい道を進んでいくでしょう。
でもそこに希望があります。たどり着いた希望があるのです。だから幸せな気持ちが胸に宿る物語の締めでした。 -
4巻で完結。どちらかというと、前半の方が好きだった。世界観が明らかになるにつれ、闇の部分が明るみになっていくというのは、まあ基本的な展開だろうけど、火狩りの人々にもっと焦点が当たって欲しかった。何だか神族の方がメインみたいになってしまって、ゴチャゴチャ感が増えた割に、感動というか興奮に結びつかなかった、みたいな。
-
長かった。というのが正直な感想。
主人公たちの疲労や混乱、他の事でも同じ事柄の描写が何度も多すぎて。
疲れてるのは分かってる。動けてるのが不思議なくらいだし。
あと、超常の力などでたまにワープさせられるせいでそれぞれの位置関係が掴みづらかった。