火狩りの王<外伝> 野ノ日々

著者 :
  • ほるぷ出版
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本棚登録 : 135
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593102075

作品紹介・あらすじ

火狩りの王 野ノ日々

感想・レビュー・書評

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  • 本編もそうだったけれど、村を舞台に展開する場面はよかった。

    灯子の娘、爛の問い
    「…ずっと、こんな世の中なんか」
    「死にかけながら、殺して殺して…この先、ずっとこうして生きていくんか。」

    に対して火狩りの明楽が
    「ほかの方法が、いまはない。」

    最後まで暗い気持ちが晴れることはありませんでした。





  • やはり暗い。
    わくわくするところ、ときめくところ、考えさせるところ、皆無。だから何?と感じるのみ。

  • 忘れないうちに、ということで、外伝も読了。
    短編のほうが読みやすいと感じたが、本編で残った違和感というか、納得のいかない部分は、まだ残った。ことに百七が…。その体験と記憶が、本編の彼のどこに繋がったのか、どんな思いを残して、あれらの行動になったのか。なるほど、とは思えなかった。
    一番痛快(?)だったのは、最後の爛のエピソード。潔く、未来を闘って掴み取って欲しい。

  • 『火狩りの王』外伝6話の短篇集 
    この作者、短篇の方が読みやすい。 
    本編の積み上げがあったからか外伝が一番すんなり読めました。

  • 読んだの、そんなに前じゃないはずだけど、かなり忘れてしまっていた。ネットで簡単な情報を集めつつ、何となく思い出しながらの読了。主要登場人物たちの前日ないし後日譚で、へ~って感じ。

  • シリーズの前日譚と後日譚、その合間合間に最終戦争以前を描いた「旧世界」エピソードが挿入されるという構成。本編シリーズは中盤からの展開がやや締まらないと感じられたが、この<外伝>は短いエピソードの連なりが本編に奥行きを与えてくれるすっきりとした内容だった。
    多くの登場人物たちが「生き延びてしまった自分自身」に苦悩する、重く悲しい世界はここでも健在。それでも皆それぞれの生を歩んでいこうとする姿に心が澄み渡るようだった。意表を突かれた第二話、気になっていた首都のその後が描かれた第五話、そして未来を予感させる第六話が印象に残る。

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著者プロフィール

1984年、兵庫県生まれ。児童文学作家、日本児童文学者協会員。「雨ふる本屋」シリーズなど児童書のジャンルで活躍する中、2018年に冒険ファンタジー『火狩りの王〈一〉 春ノ火』を刊行、同作は全5作のシリーズとなりのちにアニメ化するなど大きな話題となる。他の著書に「すすめ!図書くらぶ」シリーズ、『魔法の庭へ』『日曜日の王国』など多数。

「2023年 『ネバーブルーの伝説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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