ふたつの島

  • ほるぷ出版
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本棚登録 : 82
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593501663

感想・レビュー・書評

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  • むかし眺めた絵本、発見!即買いでした。
    ふたつの島の自然、地形を時の経過とともに眺められるのも素晴らしいと思っていましたが、何より、人間観察本としても面白い。
    歴史はこうして構築されてゆくんだなとジオラマを見る感覚です。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      イェルク・ミュラー(Jörg Müller)ってアンデルセン賞画家賞を受賞しているのですが、
      この絵本は知らなかった。
      カッチリした絵を描く...
      イェルク・ミュラー(Jörg Müller)ってアンデルセン賞画家賞を受賞しているのですが、
      この絵本は知らなかった。
      カッチリした絵を描くミュラーに打って付けな気がしますジオラマ絵本!
      2012/06/18
  • 雲や海などの絵がとっても綺麗!
    人々の暮しも丁寧に描き込まれていて、じっくり楽しめました^^

    大きい島の人は働き者で、小さい島の人はのんびり屋。
    大きい島は技術が進んでて、小さい島は原始的な生活。

    大きい島の王様は、土地を増やすために小さい島から土を採ってしまう強欲な人。
    小さい島の長老は昔沈んでしまった3つめの島から教訓を得て、それを重んじる人。

    この2つの対照的な島のお話。


    ある日、金を掘り当てた大きい島の王様。
    それによって荒廃していく大きい島。
    そんな強欲な王様に巻き込まれてしまう小さい島。


    最後は2つの島が再建していく様が描かれていますが、物語でよくある「いつまでも幸せに暮らしました」といった言葉は出てきません。
    島の人間次第だという教訓的な締めくくり方。

    物語も絵も素晴らしい良作でした^^

    (中央図書館)

  • 海に浮かぶ、ふたつの島がありました。 大きな島には金持ちと貧乏人がいました。 ちいさな島には生きることをゆったりと楽しむ人々がいました。 ある日大きな島で金が発見されてから島の崩壊がはじまりますが・・・。 国際アンデルセン賞受賞画家の代表作。

  • 欲をかきすぎると身を滅ぼすことになる。
    過去の教訓を忘れると身を滅ぼすことになる。

  • 大きい人たちが住む発達した島、小さい人たちがすむのんびりした島、大きい島の王は地面を増やそうと小さい島から土を持ってきたり、小さい島の老人は3つ目の島が沈んだときの戒めの赤い石が水に沈んだら破滅だと忠告する、金を発掘しようと小さい島から男を連れてきて代わりにいらなくなった土を返す、穴だらけになり大きい島は崩壊する、王は沈む、生き残った大きい島の人は小さい島に逃れ住む、大きい島も徐々に立て直す、ふたつの島の全体図が時間とともにだんだん変わる様子が圧巻

  • うさぎの島が好きなので借りてみた。
    普通に道徳の授業を受けてきた子どもなら小さい島のやり方が正しいと言うかもしれんが、小さい島方式の国家は少数派だしあんまし成功してないもんね。そういうことを考えるにはいいかもしれん。
    小さい島には大きい島の人が流れているので、技術や価値観も入ってきている中でこれからどうなっていくのかも考える余地がたくさんあるし。

  • 大き目の絵本なので、字のないページだけを追っても島の移り行く様子がわかります。

  • 図書ボランティア交流会おすすめの本(高学年)

  • 壮大で、まさに人間を表している。
    何にとらわれているのか。

  • 物語、絵どちらも最高。私たちにも切実な環境問題を提示している。

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