- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784593504855
作品紹介・あらすじ
ある日男の子は、みずうみでおおきなさかなをつかまえました。おおよろこびで家につれてかえり、なかよくいっしょにくらそうと、ふろおけにさかなをいれました。ところが、さかなは自由をゆめみてよわっていくばかり。そして、男の子に「おねがいだからみずうみにもどしておくれ」とたのむのです…。ほんとうに相手を想うということは、そくばくするのではなく、ともに自由に生きること。国際アンデルセン賞受賞画家マックス・ベルジュイスが絵も文章も手がけた最初の絵本。
感想・レビュー・書評
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湖で釣った大きな魚、家に連れて帰るけれどどんどん元気がなくなる、魚は空を飛んで湖に帰る夢を見る、男の子に頼んで、ここでは幸せになれないので湖に返してもらう
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男の子とさかなの描写がほほえましい。現実にはあり得ないことだからこそ子供は楽しんでいました。
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湖で捕まえた大きな魚と、男の子のお話。
自由でいることの素敵さ。
相手の事を思うとはどういうことか、というテーマ。 -
平成23年11月4日 2年生。
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3歳のコには、ちょっと難しいかとも思ったのですが、
絵に惹かれて手にしました。
独特のセンスの絵がとてもステキ。
色といい、構図といい、全てが好きな感じ。
絵だけを飾ってもステキ。
大好きな魚を手に入れて、男の子は嬉しくてしょうがなく、
本当に大事に大事にしているのだけれど、
どんなに大切にされても、魚は自分の住んでいた場所に戻りたくて仕方がありません。
何をされても、この場所にいては、幸せにはなれないのです。
そういったコト、3歳児には理解できないのかと思ったけど、
絵を見たり、魚の表情を見ていると、
気持ちが理解できていくようです。
流れるようにスムーズな話しの展開と、
説得力のある絵が、
ちょっと理解しづらい心の動きなども伝えることができているのかも。
最後に魚を池に返したとき、
魚も男の子も、両方とも幸せな気持ちになっていました。
ステキなストーリをステキな絵で。
気持ちよく読み終えることのできる絵本です。 -
ふたりまとめて読み聞かせましたが、どちらかというと長男向き
文字数もそれほど多くないし、話は単純だけど
「さかながつらいのは どうして?」が2歳の次男には難しい・・・
夢と現実の切り変わった部分が、1回読むだけでは長男にもわからなかった。
ずっと夢の話だと思っていたらしい
絵って不思議なのは
単純な絵なのに、空気や音やが溢れだすようなのがあって
この絵本はまさにソレ。
額に入れて飾りたいくらい