死者のコインをさがせ (ゆうれい作家はおおいそがし)

  • ほるぷ出版
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593565351

感想・レビュー・書評

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  •  前作で養子縁組をしたのに、相変わらず手紙で意志疎通を続けているムッツリー&シーモア。(オリーブは幽霊なので仕方が無い)
     シーモアが連れてきた迷い犬、資産家の死と相続問題、町のあちこちで見つかる古銭の謎の行方は…?

     なんて内容を書いてみると、すでにストーリー展開が透けて見えるような。
     意表を突かれたのは、かなり問題のある人物が唐突に自省して言動を改めるところ。前作でもこんな急展開あったな……。低年齢向けとはいえ、やっぱり手抜きに見える。いい人が増えるのは嬉しいんだけどねえ。

     ちょっぴりハラハラした後でハッピーエンドがお約束、という作風らしいので安心して読める。続編も出ているようだ。
     とはいえ、私はそういうの求めてないので、これでサヨ~ナラ~。何より、こういう形式だと本を読んだ気がしないんだよね……。

著者プロフィール

アメリカ・イリノイ州ピオリア出身。子どものころからサラといっしょに本をつくってきた。日本で紹介された作品に、『うさぎのうさぼうときょーふのママだいおう』(主婦の友社)、『おばあちゃんのひみつのあくしゅ』『もう、おおきいからなかないよ』(ともに徳間書店)などがある。読み物は今シリーズが初めての翻訳作品。このシリーズの1巻目『オンボロ屋敷へようこそ』は、アメリカの17もの州で児童文学賞にノミネートされ、シリーズは現在も継続中。

「2015年 『白い手ぶくろのひみつ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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