初恋 (声にだすことばえほん)

著者 :
  • ほるぷ出版
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本棚登録 : 85
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593566624

作品紹介・あらすじ

初恋

感想・レビュー・書評

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  • コラージュ風の絵がとても美しい。人は出てこない。ふーむ。鼻や木、草、実、風景だけで詩のイメージを創り上げようとしている。いろいろな初めてのことばかりの初恋。

  • 島崎藤村が「初恋」を書きあげたころ、いろんな苦悩があったろう。差別制度、「破戒」を出版しようと奔走した資金繰りの苦しさ、そんな折に出会った密かな恋。なんと美しい言葉だろう、リズムだろうと思います。

  • 綺麗な本です。
    四ヶ月。読み聞かせると特に笑ったりはしないものの飽きて泣きはせず見ています。
    文学や恋愛についての絵本は珍しいのでいろんなバラエティを揃えたいので重宝します。

  • 島崎藤村の詩と素敵な絵で構成されています。
    冒頭くらいしか知らなかったけど、本当に
    大人の世界に一歩足を踏み入れたばかりの
    初々しさ、切なさ、甘酸っぱさ、などを感じます。
    そして、その時代は過ぎて過去を振り返っていることも
    齋藤孝さんの解説で分かりました。

  • 個人的にはこのシリーズは、ある程度古語の説明となることを期待しているので、少しイメージ図に走ってしまった本書は、ちょっと今イチに感じた。

    特に「林檎畑の樹の下におのづからなる細道は誰が踏みそめしかたみぞと」では、林檎の樹下に自然と人の通ったあとができていく様を描いてほしかった。

  • 文章がとてもイメージしやすかった。

  • 2歳6ヶ月。
    声に出すと本当に楽しそう。絵を見ながら寝る前に読み聞かせ。
    これに関連して、りんごの木を2歳7ヶ月のときに、いつもの「カフェ工作」として作ったね。

    七五調はちょっとおどけた調子にしても楽しいので、私と一緒に足を踏み鳴らして、まだあげそめし まえがみの!と踊って遊ぶ。

  • H22年12月 6-3

  • 島崎藤村の初恋。これも高校のとき?に暗誦したなと懐かしくなって手に取った1冊。そのときは、暗誦することだけで頭がいっぱいだったけど、いま改めて読んでみると一文一文を味わって読めます。とても初々しい気持ちになれました。私も以前はこんな初々しい気持ちをもっていたのかな?と・・・。

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著者プロフィール

1872年3月25日、筑摩県馬籠村(現岐阜県中津川市馬籠)に生まれる。本名島崎春樹(しまざきはるき)。生家は江戸時代、本陣、庄屋、問屋をかねた旧家。明治学院普通科卒業。卒業後「女学雑誌」に翻訳・エッセイを寄稿しはじめ、明治25年、北村透谷の評論「厭世詩家と女性」に感動し、翌年1月、雑誌「文学界」の創刊に参加。明治女学校、東北学院で教鞭をとるかたわら「文学界」で北村透谷らとともに浪漫派詩人として活躍。明治30年には第一詩集『若菜集』を刊行し、近代日本浪漫主義の代表詩人としてその文学的第一歩を踏み出した。『一葉舟』『夏草』と続刊。第四詩集『落梅集』を刊行。『千曲川旅情のうた』『椰子の実』『惜別のうた』などは一世紀を越えた今も歌い継がれている。詩人として出発した藤村は、徐々に散文に移行。明治38年に上京、翌年『破戒』を自費出版、筆一本の小説家に転身した。日本の自然主義文学を代表する作家となる。

「2023年 『女声合唱とピアノのための 銀の笛 みどりの月影』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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