- Amazon.co.jp ・本 (469ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594006976
感想・レビュー・書評
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マキャモンのSFアクションホラー下巻。
クライマックスに向かって収斂していく人間ドラマが物語の最高潮に達する瞬間の快感は、何度読んでも素晴らしいです。非常に読後感の良い作品です。
これの映像化作品をドラマシリーズで視てみたいものです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
内容(「BOOK」データベースより)
地球に不時着した逃亡者“ダウフィン”の引き渡しを迫る“スティンガー”は町の人間を一人ずつ殺しはじめる。日ごろ抗争をつづける白人系とメキシコ系、二つの不良少年グループは“スティンガー”に敢然と立ち向かうが―。異星生物の弱点とはなにか?人間たちと“ダウフィン”に勝ち目はあるのか?まるでハリウッド映画の面白さをすべて詰め込んだような、究極のホラー&サスペンス。「怖くて面白くてハラハラドキドキさせて、カッコよく泣かせる」モダンホラーの最新傑作がやってきた。 -
ナスティなんたらっていうヤンキー娘とのラブロマンスとか、しっかり書き込まれていて楽しめるエンターテイメント。オススメです。
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発表時、キングやクーンツを継ぐ「第三の男」と呼ばれたマキャモンによるSF+モダンホラー。異星人の乗った宇宙船がアメリカの片田舎に相次いで飛来する。一体は、逃亡を図った囚人。もう一方は、賞金稼ぎのハンター。この二体のエイリアンの出現によって、破壊と殺戮が繰り広げられるのだが、それまで反目し合っていた住人らが結束して反撃に出るという物語は、映画などでもよくある設定であり、新鮮味は無い。敢えて「どこかで読んだ、観たことがある」要素を存分に取り込み、スピード感のある展開で読ませる。さらに、既に崩壊しつつあった街の歴史や荒んだ住民らの情景をじっくり描き込んでストーリーに厚みをもたらせている。筆力は確かでエンターテイメント性が高い。
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大筋はSFホラーなんやろけど、それだけで語れない人間ドラマがありました。マキャモンらしい語り口と章立て、ラストの涙を誘うシーン&清々しさ、最高です。